トカラ列島の群発地震ですが、8月8日に収束したかに見えましたが、再び発生しています。
本日(12日)も少ない回数ですが、地震が起こっています。
地震回数も「2277回」に達しており、記事では「2257回」とありますが、本日午前12時時点までに、更に「20回」の地震が発生しておりますので、「2277回」になります。
今までの群発地震は、10日ほどで収束しておりましたので、6月21日から今まで「53日間」続いていることになります。
まさに異例の事態と言えます。
新燃岳の噴火も4日に停止と報道されていたわけですが、「10日」にまた噴火しています。
2011年の噴火の時は、1月26日から噴火が始まり、3月1日まで続いています。
「35日間」噴火が継続し、収束した10日後にあの東日本大震災が発生しています。
今回は6月22日に始まった噴火は今のところ「50日間」続いています。
中々、収束とはいかないようです。
これも九州ですが、九州各地で記録的な大雨が襲っています。
福岡県で9日深夜から10日にかけて「線状降水帯」が発生し、16万8504世帯、「31万8593人」に避難指示が出されています。
熊本県では、一時大雨特別警報が出されるほどの豪雨となり、現在、大雨警報に切り替えられています。
福岡県と佐賀県では本日(12日)の夕方にかけて、更に大雨が予測されており、土砂災害の警告が出されています。
【気象台】福岡と佐賀で12日夕方にかけて激しい雨の恐れ 福岡では大雨となる所も 少しの雨でも土砂災害の可能性 FBS福岡放送
福岡県と佐賀県では、12日夕方にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。
また、12日夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
福岡県では、12日昼過ぎから夕方にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
これまでの記録的な大雨の影響により、土砂災害の危険度が高まっている所では、少しの雨でも土砂災害が発生する可能性があります。
福岡県は今夜から正念場を迎えそうです。
「神宿る島」宗像市(むなかたし)の降雨量が最も多いのは象徴的です。
この豪雨で世界遺産の一部が崩壊しています。
10日昼頃、福岡県宗像市の離島・大島にある世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産の一つ、宗像大社中津宮の境内に大雨で土砂が流入し、欄干が壊れるなどの被害があった。
中津宮の関係者によると、境内の裏山で土砂崩れが発生。
濁流が県道をつたって近くの小川「天の川」や参道に流れ込んだ。
川に面する境内の一部がえぐられ、欄干も流された。
神職の方は、えぐれた部分は今後も広がり、石の灯篭も流されるかもしれないと不安がっています。
「神宿る島」が崩壊してしまいました。
本当の神が崩壊することはありませんので、それ以外の神でしょう。
気候変動によって今後、自然災害が規模と頻度を増して増加していくのは、かなり以前から予測されていたことであり、その予測通りになっています。
2025年度の上半期だけで、自然災害が与えた世界経済への損失は「1350億ドル(20兆円)」にのぼると報道されています。
25年上半期の自然災害損失、20兆円 スイス再保険会社 AFP
2025年上半期に自然災害が世界経済に与えた損失は1350億ドル(約20兆円)に上った。
前年同期の1230億ドル(約18兆円)から増加したという。
1年前より「120億ドル(1兆8000億円)」増えています。
気候変動で人類の限界が試されています。
猛暑で試される人類の限界、気候変動がもたらす命の危機-QuickTake ブルームバーグ
気候変動の影響で猛暑がより激しく、かつ頻繁に起きるようになり、人類の身体上の限界が試されている。
地球温暖化を抑えられなかった場合、過度な気温上昇が原因で亡くなる人は今世紀末までに欧州の都市部で580万人余り増える可能性がある。
ローマの人口の約2倍に相当する死者数だ。
世界保健機関(WHO)の推計によれば、2000-19年に全世界で年間約50万人が暑さに関連して死亡した。
気温が38度でも湿度が80%になると、湿球温度は約35度に達する。
この35度という数値は人間が生存できる限界とされ、日陰や水分が十分にあったとしても、健康な人が熱射病を起こしかねないレベルだ。
実際、こうした極端な湿球温度は、すでに一部の亜熱帯沿岸地域で観測されている。
インド気象局のデータによると、同国では24年まで9年連続で最高気温が45度を超えた。
インドではさらに、一部地域で湿球温度が32度を超えた記録もある。
国連はインドが「生存限界」とされる湿球温度35度を最初に超える国の一つになるだろうと予測している。
熱ストレスにより、30年までに世界の国内総生産(GDP)が年2兆4000億ドル(約360兆円)失われる可能性があると試算している。
凄い数字が色々と並んでおりますが、実際の死者数は公式に報告された数を上回ると見られています。
人間が生存できる限界の数値は、湿球温度「35度」であり、国連はインドが「生存限界」とされる、この湿球温度「35度」を最初に超える国になるであろうと予測しています。
世界人口の半分近くが気候変動の影響で猛暑日が少なくとも「30日」増えた状況に見舞われています。
ハイチをはじめとするカリブ海や太平洋の島国では、猛暑日が「100日以上」増えています。
このグラフは、2024年5月以降に追加された猛暑日の日数です。
バルバドスでは猛暑日が「155日」も増加し、ハイチでは「123日」増加しています。
シンガポールでは「99日」、マレーシアでは猛暑日が「86日」も増加しています。
まだ1年とちょっとしか経過していないのにこのあり様です。
気候変動の影響が年々、酷くなってきているのです。
今年7月後半のアメリカでは、猛烈な暑さに関する警報が「1億7700万人以上」にも発令され、熱波の発生が一般的なものになりつつあるのです。
1960年代のアメリカでの熱波は、年平均「2回」だった頻度が、2020年代になると年平均「6回」にまで増加しており、熱波による死者は、洪水やハリケーンよりも多く、アメリカ国内で最も致命的な天候要因になっています。
熱波で死ぬ人のほうが多いのです。
今までの暑い年トップ10はこれです。
ソース : グラフは当サイト作成
2015年からの直近の過去10年間が、全てトップ10に入っているのです。
地球温暖化が加速しているのがよく分かります。
去年が最も高かった年ですが、WMO(世界気象機関)の予測では、今後5年のうちにこの2024年の記録が破られる確率を「80%」としています。
ほぼ確実であるということです。
地球が「ぐおう」となる日も近そうです。
日本も「ぐおう」となりそうです。
人口減少が止まりません。
日本人だけを見ますと、来年には「1億2000万人」を割っているでしょうね。
外国人も来年には「400万人」を超えそうです。
日本の人口は、1967年に「1億人」を突破し、1974年に「1億1000万人」を突破しています。
1984年には「1億2000万人」を突破し、2008年に「1億2808万人」でピークを迎えます。
その後は減少に転じ、2011年から「14年連続」で減少していきます。
これだけ人口の減少が早いと経済の衰退も避けられないでしょうね。
前回1月のトランプ政権発足前の調査では、国内景気の拡大傾向と捉えていたのは、「71%」でしたが、今回の調査では、「33%」と激減しています。
景気の「拡大」と「後退」は、共に「ゼロ」でした。
トランプ政権への期待がしぼんだ形になっています。
日本の自動車関税も、トランプ大統領は、またTACOってます。
ベッセント財務長官「日本車関税、9月中旬引き下げの可能性大」 日米相互関税撤廃も示唆 MSN
日本製自動車に課される27.5%の関税引き下げ時期については、英国の例を挙げ、「和解後約50日前後」が目安になるとした。
米国の平均実効関税率は18.6%(米イェール大学推計)と戦後最高水準に達した。
政府が重視する自動車関税の引き下げはまだ実施されていない。
ベッセント長官は27.5%から15%への引き下げ時期について、「英国の場合は約50日かかった。
これより長くなるか短くなる可能性もあるが、一つの目安になる」と強調した。
ベッセント長官は、全体の貿易交渉が10月末までにほぼ終了すると予測した。
自動車関税は、今のところ9月中旬ごろとTACOっておりますが、全体としては、今度は10月末と言い始めており、またTACOってます。
相互関税を、いつか「溶けて消える氷」にたとえており、今後関税率を引き下げるか、あるいは撤廃を匂わせています。
トランプ政権は、中国ともTACOっています。
トランプ氏、中国関税一部停止90日延長 大統領令に署名 ロイター
トランプ米大統領は中国に課す関税措置の一部停止措置を90日間延長する大統領令に署名した。
延長されなければ米国が中国製品に課す関税率は145%、中国が米国製品に課す関税率は125%に引き上げられていた。
延長されたことで、米国が中国に課す関税率は10%の基本税率と20%のフェンタニル関連関税を合わせた30%にとどまる。
今度は「90日間」延長し、TACOっています。
中国はレアアースの生産量では、世界シェアの7割を握っており、精錬工程では9割を超えているのです。
レアアースとレアメタル双方とも中国は圧倒的なシェアを誇っています。
レアアースに関してはアメリカは中国にどっぷり浸かっているのです。
ソース : 同上
アメリカの中国依存度は「70%」ですから、心臓を握られているようなものです。
他にエストニアや日本、あるいはマレーシアとありますが、これはオーストラリアや中国から輸入したものを加工しただけです。
実質的にアメリカはほぼ「100%」中国に依存しているのです。
今のアメリカでは中国に勝てないのです。
トランプ大統領もそれに気づいており、負けを認めたくないためにそれを匂わせないように振舞っているだけです。
トランプ政権は、ロシア産の原油をインドが購入することをやめませんので、追加で「25%」の関税を課しており、インドには計「50%」の関税を課すことになります。
ほんと無茶苦茶な大統領です。
本日の夜、アメリカの7月のCPIが発表されますが、予想では前年比「2.8%」、コアでは「3.0%」です。
7月と8月のCPIの数字次第では、アメリカの9月の利下げはありません。
今のところ年内は「2回~3回」の利下げがコンセンサスですが、2回なら「4.0%」、3回の利下げならば、アメリカの政策金利は「3.75%」まで低下することになります。
年内のFOMCは、9月と10月、そして12月の残り3回ですが、2回の利下げならば、9月と12月のFOMCで、3回ならば、残りのFOMCのすべてで利下げが実施されることになります。
ガンドラック氏は、FRBが利下げをすれば、長期金利は逆に上昇すると言っておりましたが、果たしてどうなるでしょうか。
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