マダガスカルを襲ったサイクロン「バチライ」による死者が大幅に増加しています。
Madagascar: Death toll from Cyclone Batsirai rises to 120 アルジャジーラ
現時点での死者数は「123名」ですが、12万4000人の家屋が破壊され、3万人が108か所のキャンプに避難しています。
被害額は「5330万ドル」です。
これも気候変動がもたらした被害なのでしょうが、地球の二酸化炭素濃度がついに「420ppm」を超えてしまいました。
マウナロアでは、大抵5月にピークをつけるわけですが、既に2月13日の時点で「420.83ppm」をつけています。
去年まではこのグラフを使っていました。
NOAAの最新のデータが公表されておりますので、今年はこちらのグラフを使います。
数字が微調整されています。
ソース / 本サイト作成
去年は歴代「6位」の暖かい年になっています。
これでトップ10は、全て2010年以降の年で占められていることが分かります。
地球温暖化が加速しています。
重症化リスクの高いデルタ株と感染力の強いオミクロン株が結合した「デルタクロン」がイギリスで発見されていますが、未だ詳細は不明のようです。
そのイギリスのチャールズ皇太子が、2回目の感染です。
ワクチンを3回接種していても感染しています。
チャールズ皇太子の妻であるカミラ夫人も新型コロナに感染しています。
夫婦そろって感染しています。
日本でも皇室での初の感染事例です。
三笠宮家瑶子さまがコロナ感染…宮内庁病院に入院、皇室の方々のコロナ感染は初めて 読売
宮内庁は8日、三笠宮家の 瑶子ようこ さま(38)が新型コロナウイルスに感染されたと発表した。
皇室の方々のコロナ感染は初めて。
日銀の若田部副総裁も新型コロナに感染し、自宅療養中です。
日銀は10日までに、若田部昌澄副総裁が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。
発熱の症状があるが軽く、自宅で療養中という。
要人の感染が少し目立ってきています。
アメリカが、やたらロシア侵攻によるウクライナ危機を煽っているように見えますが、ロシアは明日の16日に侵攻すると言った情報が流れています。
ならば明日から第三次世界大戦の開始かと思っていたら、ウクライナの政府顧問が「皮肉であった」と釈明しています。
ウクライナ大統領発言に市場揺れる、「皮肉」だったと政府顧問は釈明 ブルームバーグ
大統領の発言は皮肉として受け止められるべきだと説明。
侵攻が行われ得る日として言及されている「具体的な日程」について、ウクライナとしては依然として懐疑的だと述べた。
同国政府当局者は、ロシアによる大規模な攻撃のリスクは低いとの見方を繰り返している。
色々と怪しい情報が錯綜しており、ロシアのラブロフ外相がウクライナに駐在している露外交官の退避を検討しているという情報が流れたり、ロシアのウクライナ侵攻は「デマだ」という相反する情報が錯綜しています。
公式にはロシアは何度もウクライナには侵攻しないと述べていますが、こういった挑発行動も同時にしています。
ウクライナ侵攻が間近か…「ロシア砲兵が前方に移動」 中央日報
ロシアが国境地帯に配置した砲兵を前方に移動させ、ウクライナ侵攻が迫ったという懸念が強まっている。
米CBSは14日(以下、現地時間)、匿名の当局者を引用し、ロシア砲兵の長距離砲と多連装ロケットが射撃陣地を占領したと報じた。
一部のロシア部隊が相次いで攻撃準備ライン(attack position)に移動中であることが確認された。
地上戦闘は砲兵の射撃で始まることが多い。
「砲兵の射撃陣地占領は戦術的レベルで戦争が迫ったという兆候」
アメリカはウクライナ大使館を閉鎖し、残っている職員を首都キエフから西部リビウに移転しています。
過去の歴史で言えば、2014年2月7日から23日まで開催されたロシアのソチ・オリンピックから1週間後の2014年3月1日にロシアはクリミアに侵攻しています。
今回も20日の北京オリンピック終了後に侵攻するかもしれません。
ベラルーシとの合同軍事演習も20日までです。
戦争の賛成の反対は、賛成ではないのでこれでいいのだ、みたいなバカボンのようなことを延々とやるのでしょう。
中国がウクライナからの退避勧告を出していない限り、今のところは起こらないと思っています。
ただ原油には追い風となっており、緊張が続く限り、原油価格は上がっていくでしょう。
そして世界的なインフレが加速していく。
日本の1月の国内企業物価指数が出ましたが、「8.6%」と高止まりしています。
輸入物価は1年前と比べて「37.5%」も上昇しています。
円ベースで輸出物価は前年比12.5%上昇、前月比で0.4%上昇した。
輸入物価は前年比で37.5%上昇、前月比で0.2%下落した。
アメリカと同時期の4月頃から物価が上昇していますが、半年~1年後には日本も今のアメリカを追って高インフレになっているでしょう。
日銀が言う2%などという数字ではなく、数年のうちに未だかつて経験したことがないほどのインフレが来るはずです。
日本の第4四半期のGDPも出ましたが2期ぶりのプラス成長になっています。
2021年10-12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率5.4%増と2四半期ぶりのプラス成長となった。
伸び率は市場予想(6.0%増)を下回った。
新型コロナウイルス感染者数の減少に伴い緊急事態宣言が解除され、社会経済活動が再開する中、個人消費や輸出が持ち直した。
プラスになったり、マイナスになったりが目立ちますが、今後のマイナス成長時代を迎える先駆けのように見えます。
地震で言えば前震です。
アメリカも1月の消費者物価指数が出ましたが、前年比「7.5%」と予想の7.3%を上回り、市場にショックを与えていました。
風下(消費者)でこれだけの数字が出ていながら、まだ金融緩和をしておりますが、テーパリング(金融緩和の縮小)というのは今まで100出ていた水量を60、40、・・と徐々に減少させているだけであり、未だ水が出ていることに変りはなく、金融緩和は来月末まで行われます。
去年の7月にインフレはピークを迎えると言ってみたり、インフレは「一時的な現象」と述べたり、またその「一時的」という言葉を撤回したりと、右往左往が目立ちますが、「7.5%」というこれだけの高い数字が出ていながら、まだバランスシートを拡大しており、パウエル議長はインフレへの対応を失敗したのではないか。
サマーズ元米財務長官が怒っています。
FOMCは今すぐ臨時会合を開き、QE終了を-サマーズ元財務長官 ブルームバーグ
サマーズ元米財務長官は、米連邦公開市場委員会(FOMC)は今すぐに臨時会合を開催して量的緩和(QE)プログラムを終了させ、インフレ抑制への決意を強調するべきだと主張した。
QEは現時点で来月末の終了が予定されている。
「FOMCはQEを終了させるため臨時会合を開くべきだ。
今すぐにだ」
「インフレ率が7.5%に達し、労働市場は過去数十年で最もひっ迫しているのに中央銀行はなおバランスシートを拡大させている。
全く馬鹿げている」
「これは米金融当局がどれほど後手に回っているかを裏付けている」
インフレを「一時的」と認識していた危機感のなさが後手後手に回っている原因でしょうね。
最新の2月10日時点でのFRBのバランスシートは、ロイターの使う数字では「8兆9275億6500万ドル(1027兆円)」です。
単位は「100万ドル」です。
プロの投資家がよく使う数字では「8兆8780億0900万ドル(1021兆円)」です。
FRBのバランスシートは、大体9兆ドル弱です。
2年国債は一時1.63%を付け、0.25%の利上げ7回である「1.75%」を織り込み始めていました。
ゴールドマンも従来の0.25%の利上げを5回という予想から今回のCPIを受けて「7回」に引き上げています。
10年国債も2月11日に一時2%を超えていましたが、直ぐに押し戻され、再び本日2%を突破しています。
去年、絶対2%を超えないようにコントロールしていたわけですが、2%を抑えられなくなっています。
金利を抑えつけようとして国債を買えば、買うほど、通貨が世界にばらまかれインフレが進んでいきます。
ちなみに日銀は指し値オペで長期金利が「0.25%」を絶対超えないように抑制しています。
日銀が「指し値オペ」通知 長期金利を0.25%以下に抑制 日経
日銀は14日朝、長期金利の上昇を抑え込むために「指し値オペ」と呼ぶ公開市場操作を通知した。
10年物国債を0.25%の利回りで無制限に買い取ることで、同水準以上に長期金利が上がらないようにする。
インフレに伴い金融政策の正常化を急ぐ米欧の中央銀行と対照的に、金利を低く抑えることで金融緩和を堅持する姿勢を鮮明にする。
如何に市場を歪めているかね。
それでも日銀はこんなことを言っていても、いずれ利上げと金融引き締めをせざるを得なくなります。
日本はほんと外圧でしか変わらないようであり、日本以外の国が利上げをし、金融の引き締めをすれば、金利差から金利の高い方に資金は流れていきますので利上げのできない日銀は円安となり、輸入物価の高騰を招き、高インフレとなり、否が応にも利上げせざるを得なくなります。
それでも高インフレを放置すれば国内企業が壊滅します。
そしてそれに耐えきれなくなって利上げをし、金融の引き締めをせざるを得なくなった時、2回目のバブルが崩壊し、財政破綻をしていく。
長期金利が2%になれば、「1218兆円」の2%と言えば、利払いだけで「24.36兆円」となり、3%になれば「36.54兆円」となって、一般会計60兆円の40%~60%が利払いで消えます。
要は長期金利が上昇すれば、日本は財政破綻をして終わります。
既にその兆候は出ており、インフレに耐えられなくなる。
これも外圧でそうなる。
潜在成長率が「0.4%」の日本がどこまで耐えられるかね。
日本にはこれを渡しておこう。
そして最後はこうなります。
アメリカの政府債務も2月10日、ついに「30兆ドル(3450兆円)」を超えました。
単位は「100万ドル」です。
アメリカも今後、長期金利が上がるとやばいでしょうね。
アメリカの長期金利が2%を突破した辺りから、またヒンデンブルグオーメンが点灯しています。
MOVE指数(債券不安指数)も昨日、ついに「100」を超えました。
この数値が上がれば、上がるほど投資家は債券に不安を感じているということですから、国債を売ろうとしますので金利が上昇していきます。
このMOVE指数が上がれば、市場金利が上昇していくということです。
果たしてリーマン・ショック後の200越えが、再びあるかどうか見ものです。
世界の中央銀行の現時点での政策金利はこれです。
ソースには世界中の中央銀行の政策金利が記載されています。
アルゼンチンの政策金利が「60%」というのは笑えます。
FRBが3月に利上げするのは、確定的ですが、果たして「0.25%」の利上げになるのか、「0.5%」の利上げになるのか。
市場では、色々と時々刻々この数字は変わっていきますが、現時点ではこういった予想になっています。
FRBは3月に「0.5%」の利上げをするという予想の方が「60.8%」と、かなり高くなっています。
こちらの予想も似たようなものであり、やはりFRBは「0.5%」の利上げをすると見ています。
FRBもかなり後手に回っておりますから、意図しない大幅な利上げをせざるを得なかった場合、インフレへの対応が明らかに遅れていたということになります。
市場のセンチメントは、やや「恐怖」に振れています。
これは「フィア・アンド・グリード・インデックス」と言われる指数であり、市場における恐怖と貪欲の指数です。
赤に振れていれば市場は「恐怖」しており、緑に振れていれば、市場は強欲に憑かれ、貪欲になっているということです。
市場のセンチメントを直観的に理解していくには便利な指数です。
現在は「32」であり、やや恐怖している。
3月の利上げによってこの指数がどう変化していくのか見ものです。
需要過剰、供給不足がインフレですから、供給面がどうにもならなければ、利上げによって需要を抑制していく以外にはありません。
ただ株は下落していくでしょうけどね。
ちなみに韓国大統領選挙戦が始まりました。
3月9日に開票です。
この3名がキーパーソンですが、事実上はイ・ジェミョン氏とユン・ソギョル氏の一騎打ちです。
日本も7月に選挙がありますが、今回は幸福実現党も出ます。
どの党を選んでも行きつく場所は同じですから、その道筋はどうでもいい。
どうせなら意表を突いて幸福実現党に清き一票を。
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