フィンランドで珍しい赤い虹です。
動画:北欧フィンランドの空にかかった「赤い虹」 pic.twitter.com/46TDHQmeGE
— ロイター (@ReutersJapan) July 14, 2020
一見すれば希望の虹が血の色をしているわけですから、希望が成就する時、血が流れるイメージがあります。
あまり明るい感じはしませんが、夢占いでは願望が成就する大吉の意味だそうです。
神にとって大吉なのか、人間にとって大吉なのか知りませんが。
アメリカの6月の財政収支が出ましたが、過去最悪を更新しています。
6月の米財政収支、92兆円の赤字 コロナ対策で過去最大 日経
米財務省が13日発表した6月の財政収支は8640億7400万ドル(約92兆6500億円)の赤字で、単月で過去最大の赤字額となった。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気低迷で税収が落ち込み、家計や企業を支える経済対策関連の支出も急増したことで赤字が膨らんだ。
単月だけでほぼ100兆円の赤字です。
赤字幅は去年6月の「100倍」に膨れ上がっており、歳入も「27.8%」減少しています。
今年はずっと赤字が続いています。
これは過去5年間のアメリカの財政収支のグラフですが、今年に入ってズドーンときています。
今年の末までにアメリカ政府債務は確実に「28兆ドル」までは膨れ上がると予想されている。
米議会予算局(CBO)は、2020会計年度の財政赤字を「3兆7000億ドル」と見込んでいますが、新型コロナの感染第二波がきますと、これが更に膨れ上がることになる。
トランプ政権は、今月にも新たな追加の経済対策を打とうとしていますが、次に打たれれば第四弾となります。
失業保険の拡充については、各州からの給付に追加して1週間当たり600ドル特別に支給されてきたが、この優遇措置は今月末で失効する。
さらに、7月半ばには支払い猶予令も失効する。
支払い猶予令が失効した場合、今回のパンデミックによる失業者の増加で、家賃や住宅ローン金利が払えずに立ち退きにあう確率の高い市民は2800万人にのぼると見られている。
2008年金融危機時の1000万人のほぼ3倍にあたる。
ホームレス予備軍が「2800万人」にも上るようですから当然、全国レベルの支払い猶予策や金融支援を必要とします。
新型コロナの拡大が続く限り、財政赤字も途方もない規模で拡大を続けていくことになる。
まさに「お金 vs 新型コロナ」です。
ドルにもデッドクロスが出たわけであり、円高の確率が高くなってきている。
円高となれば株価の上値も抑えられていき、上昇しにくくなります。
アメリカの財政赤字に危機感をもっているのか、世界の富豪が我々に課税せよと言っています。
新型コロナウイルスの影響で経済格差の拡大が懸念される中、世界の富豪83人が、各国の政府に対して自分たちのような富裕層に大幅に増税するよう求めました。
世界の富豪でつくる団体「ミリオネアズ・フォー・ヒューマニティー」は13日、ディズニー家の一族などアメリカの起業家や投資家ら83人が署名した書簡を公表しました。
雇用の悪化や格差が極端にいきすぎますと革命が起こりますからね。
少なくとも内政は不安定になる。
新型コロナは単に経済的に問題となるだけではなく、内政を不安定化していく。
新型コロナの蔓延と拡大は、いずれ文明の不安定化による革命の引き金となるかもしれない。
特にアメリカでは新型コロナをフェイクニュースと信じて、互いに感染し合うように振る舞う「コロナ・パーティー」まで各地で開いています。
陰謀論を信じ込んでしまったようであり、死者まででています。
“コロナパーティー”参加の30歳死亡、アメリカ・テキサス。「ウイルスはデマだと…」 ハフィントンポスト
アメリカ・テキサス州で、新型コロナウイルスの感染者が主催した「コロナパーティー(Covid party)」に参加した男性(30)が、新型コロナウイルスに感染し死亡した。
生前、看護師に対して「私は間違っていた。この(新型コロナ)ウイルスはデマだと思っていたが、そうではなかった」と言い残したという。
陰謀論で死者まで出るとはね。
いい加減な思想や言論は、死者まで出すという好例です。
その新型コロナですが、7月13日に感染者が「1300万人」を突破しました。
世界の感染者累計1300万人突破、5日間で100万人増…歯止めかからず 読売
新型コロナウイルスの世界の累計感染者数は13日(日本時間14日)、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で1300万人を突破した。
死者数は57万人を超えた。
今月8日に感染者数が1200万人に達してから5日間で100万人増えており、感染の拡大に歯止めがかかっていない。
ジョンズ・ホプキンス大の集計では8日に1200万人を超えたようであり、当記事の「9日」に突破という過去記事の部分は修正しておきました。
するとこうなります。
4か月(4月2日/100万人) → 13日後(4月15日/200万人) → 12日後(4月27日/300万人) → 12日後(5月9日/400万人) → 12日後(5月21日/500万人)→ 9日後(5月30日/600万人)→ 9日後(6月8日/ 700万人) → 7日後(6月15日 / 800万人)→ 7日後(6月22日 / 900万人)→ 6日後(6月28日 / 1000万人)→ 5日後(7月3日 / 1100万人)→ 5日後(7月8日 / 1200万人)→ 5日後(7月13日 / 1300万人): ジョンズ・ホプキンス大学の集計
5月30日に600万人を突破してから、わずか1ヵ月と9日で「2倍」の1200万人に膨れ上がっている。
感染も1000万人を突破してから加速しており、5日間で「100万人」のペースで感染しています。
このペースで感染が続きますと今月の28日には「1600万人」を突破する計算になる。
来月8月17日には「2000万人」を突破していることになります。
あくまで5日間で100万人のペースで感染が続くとして計算しますと、今年12月31日までに「4700万人」が感染していることになる。
致死率を5%で計算すれば、死者は「235万人」です。
大変な事態となっていますが、これを敏感に察知したのか、あのトランプ大統領までが初めてマスク姿をメディアにさらしています。
マスクを着けたトランプ大統領。訪問場所が病院だから、と強調。 pic.twitter.com/JB7nidiL2M
— ロイター (@ReutersJapan) July 13, 2020
WHOのテドロス事務局長も手洗いやマスク、そしてソーシャル・ディスタンスといった基本的な行動を取らなければ、道は一つしかないと言っています。
その一つの道とは「もっと、もっと、もっと悪くなる」
ロイターの集計によると、世界の新型コロナ感染者数は、13日に1300万人に達した。 pic.twitter.com/tyxZPw9ddU
— ロイター (@ReutersJapan) July 14, 2020
かつての日常(オールド・ノーマル)に戻ることは当面ないだろうとも言っています。
イスラエルでも感染第2波が始まっており、インドも新規感染者数がブラジルを超えてきています。
イスラエルで「第2波」 保健相、国民の甘さに怒り表明 CNN
イスラエルのエデルスタイン保健相は2日までに、国内の新型コロナウイルスの感染状況に触れ、「第2波」が始まったとの認識を示した。
インドが新たなホットスポットになりそうです。
ブラジルなどはその政府機関がコロナ塗れであり、全職員の3.2%に相当する「108名」が感染しています。
新型コロナに感染した人の抗体は、数週間から3ヵ月でなくなってしまうために集団免疫の達成は不可能という研究がありましたが、ノーベル賞学者である本庶佑(ほんじょ たすく)氏は、ワクチンの開発も重要だが、残るは治療薬しかないと言っています。
ノーベル賞学者・本庶佑氏が警鐘「日本でのワクチン開発、治験など現実離れした話」 文春
ワクチン開発への期待は高まる一方だが、本庶氏はこう警鐘を鳴らす。
「そもそも、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスやHIVウイルスと同じように、『DNA』ではなく、『RNA』を遺伝子に持つウイルスです。
このRNAウイルスの場合、効果的なワクチンを作るのは難しいことが知られています」
「インフルエンザのワクチンを打っても効かないことが多いのは、流行している間に、ウイルスの遺伝子が変異していくからです。
遺伝子が変異してしまうと、ワクチンが効きにくくなったり、まったく効かなくなったりするのです」
そして来年の東京五輪までにワクチンはできないと言っています。
ならば東京オリンピックは中止となる。
またワクチンができても変異するために一部のウィルスにしか効かないそうです。
新型コロナは、二重らせんではなく、一重らせんの遺伝子をもつRNAウィルスであり、このRNAウィルスのワクチンを作ることは難しい。
あのビル・ゲイツ氏でもRNAウィルスであるHIVのワクチンを作るのに数百億円を投じてもほとんど成功していない。
安定した構造をもつDNAと異なり、RNAウィルスの遺伝子構造は不安定であり、すぐに変異する。
ワクチンを打っても効果がないのは流行しているうちに変異するからであり、効きにくくなったり、あるいは全く効かなかったりする。
ノーベル賞学者の警告 東京五輪までに「ワクチン」はできない|本庶佑 文芸春秋
ワクチンには「副作用」という大きな問題があります。
ワクチン開発では良いところまで行きながら、臨床の段階で副作用が出て、100億円、1000億円ものお金がパーになったというケースは枚挙に暇がない。
1976年に米国で新型インフルエンザの流行に備え、見切り発車で全国民へのワクチン接種を始めたものの、ギラン・バレー症候群などの副作用が出て投与中止になるという悲劇的な事件が起きたこともあります。
ただ、こうした副作用はワクチンには付き物なのです。
実際、副作用の被害を受けられた方は大勢いる。
だから反ワクチン運動なども起きてしまうわけです。
こういう話を聞きますと今年の9月にイギリスの製薬大手アストラゼネカが量産すると言われているワクチンにも見切り発車的なものを感じます。
副作用も十分分かっていないのではないか。
ギラン・バレー症候群などのような副作用があるかもしれない。
経済活動の再開を急ぎ過ぎて、感染の拡大を招いた今のアメリカが思い浮かびます。
ワクチンも急ぎ過ぎると大変な副作用を招くかもしれない。
どちらにしろ東京オリンピックは中止でしょうな。
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