営業毎旬報告が出ました。
総資産は「408兆4800億円」であり、国債は「349兆5000億円」保有しています。
株や不動産も増加しています。
日銀の保有する長期国債はついに300兆円を突破しました。
「302兆5500億円」となっています。
1月の機械受注統計も出ました。
設備投資の先行指標である船舶と電力を除く民需は「15.0%」の増加であり、2か月連続の増加です。
ただ海外の設備投資を示す外需は「マイナス29.4%」であり、3か月連続の減少です。
新興諸国の景気減速でしょう。
受注総額は「マイナス8.8%」でした。
機械受注は持ち直しの動きがみられるとあります。
詳細はこれです。
2005年4月以降最高の伸びであり、鉄鋼業(928.5%増)の大型投資が最大の主因だったようです。
一時は「300ポイント」を割っていたバルチック海運指数も反転し、「388ポイント」まで戻しています。
CRB指数も「171.98ポイント」まで上昇しています。
どちらも底を打ったように見えるわけですが、ゴールドだけが執拗に上がっています。
1オンス「1256ドル台」をつけています。
WTI原油も、今のところバレル26ドルをボトムに底を打って反転したように見えます。
年初からの混乱が一服していると言ったところでしょうか。
今年の1月19日、IMFは世界経済の成長率の見通しを下方修正しています。
IMF:世界経済成長見通しを下方修正、ブラジル不安や原油安が重し ブルームバーグ
IMFは2016年の世界経済の成長率を3.4%と予想し、昨年10月時点の3.6%から引き下げた。
17年の見通しも3カ月前の3.8%から3.6%に修正した。
IMFの推計では、昨年の世界経済成長率は3.1%と、09年のリセッション(景気後退)以来の低い伸びとなった。
新興国や途上国の成長が5年連続で減速した。
中国の今年の成長率見通しは6.3%に据え置いた一方、ブラジルの16年成長率予想は2.5ポイント引き下げマイナス3.5%に修正。
ロシアの16年成長率見通しはマイナス1%(10月時点マイナス0.6%)とした。
米国の16年成長率見通しを2.6%(同2.8%)に引き下げた。
ユーロ圏の16年成長率予想は1.7%とし、3カ月前より0.1ポイント引き上げた。
日本の今年の成長率予想は10月時点と同じ1%とし、英国の16年成長率見通しも2.2%に据え置いた。
ブラジルとロシアが、それぞれマイナス成長の見通しであり、アメリカが「2.6%」、EU圏が「1.7%」、イギリスが「2.2%」、そして日本が「1%」の予想です。
世界経済全体としては「3.4%」予想です。
世界銀行も1月7日、世界経済成長見通しを下方修正しています。
2016年の世界経済成長率見通し、2.9%に下方修正=世銀 ロイター
2016年の世界経済の成長率は2.9%となり、15年の2.4%から加速すると予想。
ただ、新興国の景気低迷を懸念に挙げ、昨年6月時点の3.3%からは予想を下方修正した。
世界銀行とIMFは共に成長率の下方修正をしていたわけですが、IMFは下方修正どころか世界経済の破綻を警告していると言う記事をスプートニクが掲載しています。
少し大げさです。
世界は経済破綻のリスク増大に直面。
カタストロフィーを回避するには、各国首脳らは需要刺激策を採る必要がある。
IMFのデビット・リプトン筆頭副専務理事の声明をフィナンシャルタイムズ紙が報じた。
フィナンシャルタイムズ紙は、リプトン筆頭副専務理事の発言は中国経済のネガティブな統計が発表されたことを受けて行なわれたものと指摘している。
中国の輸出は2月、25%落ち込み、2009年以来、最悪の指標となっている。
中国の輸出の落ち込みを受けての発言だったようですが、それが何故世界経済の破綻間近になるのか。
富と国益という「悪」を拝んで世界を腐敗させているわけですから、確かに徐々に衰退の方向にはいくでしょうが、今後20年かけて法体系を組んでいかなければならないわけですから、そう簡単に世界経済の破綻などという極端な破壊はないと思っています。
福島のような局所的な国単位と言いますか、悪がたむろしている地域と言いますか、こういったところでは多少のショックは、色々とあるでしょうが、世界単位の激動のようなものはない。
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