Report No.210
仏教の教えでは、極楽浄土への道は一方通行であり、一旦悟って極楽浄土に入れば、二度と再び地上に生まれ変わることはないと説かれてきました。
六道輪廻からの解脱が、仏教における修行者の目標であり、だから仏教では再び生まれ変わる自分ではなく、二度と再び生まれ変わることのない自分を悟ることを目的としてきました。
これが悟りたる者、いわゆる仏教で言う「仏陀」です。
生まれ変わりを繰り返すのは、悟っていない証拠であり、悟っていれば極楽浄土に入るため六道輪廻から解脱し、二度と苦界であり、四苦八苦に晒されるこの世に生まれてくる必要はないと説かれてきたのです。
仏教における修行者の目的はこれです。
やはりどう見ても方便なわけです。
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