Report No.205
古い宗教には教祖を神格化するための様々な伝説や理性的には受け入れがたい架空の話が多々あります。
そのおとぎ話を真理観から昇華することもできますが、その話を字句通り受け取りますと盲信と狂信の温床となります。
キリスト教の「処女懐胎」も、知花敏彦氏のように人間精神は、神が誰かに犯されて生んだのではなく、一点の罪もなく、悪もない神が直に生んだと言えば、人間の心は全て「処女降誕」となり、おとぎ話を真理から昇華することもできますが、この話を「イエスは処女から生まれた」と字句通り受け取りますと盲信と狂信になり、矛盾を信ずることになります。
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