Report No.131
神を愛する者は、人を愛し、神を愛せない者は、人も愛せない。
神への信仰なき世界では、人が人を愛する世界にはならない。
完全なる神すら愛せない者が、何ゆえ不完全なる人を愛することができようか。
その人の不完全さゆえに、人が人を愛することはできなくなるであろう。
ではその愛せない不完全な人間を、何故神は永遠に愛しているのであろうか。
神がその者を愛していなければ、その者はそこに存在していない。
完全なる存在は、不完全なる存在を愛し、不完全なる存在は、完全なる存在を愛さない。
むしろ完全はないとして否定し、神の存在を否定していく。
しかして神への信仰とは、完全なる存在を信じることである。
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