Report No.440
本物の真理は、本物の悪を語れるけれども、方便の真理は、本物の悪を語れません。
方便の真理は、偽物の悪とまでは言いませんが、やはり方便の悪しか語れないということです。
方便の善は、善と悪が分かれているため無限化できないのです。
それでも無限に広げていけば、悪も無限に現象化してくるという負のループに陥ります。
結局、悟りの不足と未熟が悪を無限に現象化させてしまう原因なのです。
完全な真理など今後も説ける者は一人もおりませんので仕方のない側面はありますが、歴史の全体とは、人類全体が神の心を学ぶ大いなる学習過程と言えそうです。
神の心即神の光、神の心即神の体、精神即物質が宇宙の姿ですので善と悪は切れません。
それでも切ってしまうのは、まだ宇宙の姿を正確に捉えていないからです。
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