Report No.378
仏教では不完全ながら輪廻転生が説かれ、不十分ですが悟りの段階論である四聖(声聞・縁覚・菩薩・仏)が説かれ、多少おどろおどろしいですが、天国と地獄が割と説かれています。
形の上では「救世の法」の原型だけはとどめているのです。
この点、キリスト教では輪廻転生も説かれておりませんし、天国と地獄の世界観も曖昧模糊とした漠然としたものになっており、簡単な天国と地獄論しか残っていません。
キリスト教の教義では、あの世の世界とは一体どういった世界なのかがよく分からないわけです。
悟りの段階論もその平等観から説かれていないのです。
あの世の全貌と輪廻転生の法則、そして悟りの段階論の3つとも説かれていません。
今回の「救世の法」という観点から言えば、仏教の方に軍配が上がりそうです。
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