Report No.327
人間・罪の子の思想は好意的に見ても方便の善ですが、あまり罪や悪、あるいは地獄界を強調しない方が無難です。
脅しや恐怖、あるいは存在しない天罰や仏罰、そして神罰を強調するのもご法度です。
これらはあの世の「天」とこの世の「地」を分けるものだからです。
神は罪を犯さず、犯すのは人間です。
罪とは結果(物質)であり、原因(神の心)ではありません。
人間の心が神の心と離れた時に結果として犯すものが罪であり、悪です。
人間・罪の子の思想は、結果に比喩した善であり、少なくとも罪は本当に在るもの、すなわち実在ではありません。
罪や悪を実在と捉える思想は危険であり、間違いです。
神の心の中には罪もなければ、悪も存在しません。
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