単体 T

戒律 9 単T

戒律とは、悪の問題です。

「父母を敬うこと」、「互いに愛し合うこと」等、善の戒めもありますが、それは裏を返せばその戒めを破れば悪と見ていることを意味しています。

善の戒めにしろ、悪の戒めにしろ、戒律はむしろ本来存在しない悪を創る作用があり、神の世界に戒律はありません。

戒律は心の外から善を押し付ける作用があるため悪をむしろ創ってしまうのです。

トルストイも残しておりますが、古代ローマ帝国では法律が厳格に整備されていた時代ほど悪徳と腐敗に満ちており、法律があまり整備されていない時代の方が美徳と善に満ちていたと言っています。

ワイルドは「一切はその人の内部から出てこなければならないのだ」と述べておりますが、確かに宇宙の一切は神の心の内部から出ています。

関連記事

  1. 冥途の土産 単T

  2. 批評家の精神 エマソン 単T

  3. 全体の悟り 17 単T

  4. 仏陀の法の修正 5 単T

  5. 教育の本質 単T

  6. 総括 7 単T

  7. 憑依の原理 3 単T

  8. 人間は信仰によってのみ必然の存在となる 単T

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カレンダー

2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30 

アーカイブ

最近の記事 おすすめ記事
  1. 2024.09.18

    総括 41
  2. 2024.09.18

    総括 41 単T
  3. 2024.09.11

    総括 40