かつてオスカー・ワイルドは、一切はその人の内部から出てこなければならないのだと言いました。
禅で言う「無一物中無尽蔵(むいちもつちゅうむじんぞう)」であり、無から大宇宙が生まれたように人間も自己の心から一切を出さなければならない。
神はその心から大宇宙まで出しているのです。
「救世の法」を一言で言えば、造物主の法であり、天地創造の法です。
既存の宗教的真理はここまで説かれていないように思う。
造物主の法まで行かなければ、「救世の法」にはならないのです。
かつて白隠禅師は、「印籠から富士山を出して見よ」という公案を与えましたが、物質に執し、物の大小に捉われている限り、印籠から富士山は出ません。
心から宇宙は出てこないのです。
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