宇宙は神の表現である : 西田幾多郎
宇宙が神の心の表現であるとすれば、一体神は宇宙に何を表現しているのか?
神の心を表現しているわけです。
真理を表現しているのです。
これをエマソンは、自然界には神の思想が象徴されているという象徴主義で説き、ゲーテならば、日月星辰・山川草木・地水火風は、全て神の詩であり、神のポエムであると言ったのです。
詩の世界こそ真実の世界である、と。
人類は神の造られた真実の世界に住んでいるのですが、その真実が分からず、見えないため、みずから嘘の世界を創り上げ、苦悩と不幸を創り、心に曇りを創っています。
「天」に置かれている神の心を「地」に置き、「地」に置かれている神の体を「天」に置いて嘘の世界に生きているのです。
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