人間の「心」の中心には神の心が存在します。
もし人間の「心」に神の心が存在しないと言われるならば、自分の個性と他人の個性は異なり、矛盾しておりますので、自他一体とは言えなくなります。
その自他の矛盾が解消されることは永遠になく、それを統一する存在はどこにもないことになります。
人間はその矛盾しか存在しない世界に生きるしかないのです。
矛盾は、様々な対立を生み、対立は闘争と破壊を生み、闘争と破壊は暴力と戦争を生んでいくでしょう。
矛盾は、様々な差別を生み、傲慢と卑屈を生み、上下観を生み、慢心と卑下をいくらでも生んでいく世界になるでしょう。
自他が分離しているような矛盾した世界において人類が救済されたり、幸福になることはないのです。
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