宗教とは神の教えというより、神の心を説くものです。
何故、神の心を説かなければならないのか。
人間の心では、当の人間自身の心が救えないからです。
人間の表面意識は、誰の表面意識であろうが、その知識・思考・概念・認識・情操、全て相対的な性質しか有しておらず、それは「矛盾」を意味しているからです。
矛盾によって人間の心を救うことはできません。
矛盾は矛盾と通じますので、物質の矛盾と心が同通していくだけです。
そして物質の属性である相対的な利益と快楽を「天」に置いて、眼前のそれを永遠に「地」に置いておられる大宇宙と人間の心が分かれていきます。
宇宙即我が善であり、宇宙と我との分離が悪ですので、宇宙と離れれば、誰であろうが「悪の存在」になってしまうのです。
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