日銀・黒田総裁の口先介入で一気に円が122円台の円高に振れています。
取りあえず125円を上値としての展開になりそうです。
この記事は2012年1月29日の記事ですが、副題には「米サブプライム危機を予見した男、『日本売り』公言」とあります。
サブプライム危機は予見できたのかもしれませんが、日本国債の暴落は何度予見しても当たったためしがありません。
カイル・バス氏はこれまで何度も日本国債の暴落を定期的に主張しています。
18ヵ月後と言えば2013年7月29日までに国債は暴落することになりますが、もちろん暴落はしていません。
神話というのがあります。
日本では90年代、土地の価格は絶対に下がらないと言われた「土地神話」が、官僚の総量規制の通達によって土地の価格が下がり始め、銀行は莫大な不良債権を抱え、バブルは崩壊しました。
アメリカでは住宅価格は絶対に下がらないと言われていた「住宅神話」が不動産バブルを生み、結局バブルははじけ、リーマン・ショックを生んで、住宅神話は崩壊しました。
その爪痕は今も残り、民間の負債が政府に移され、世界の債務問題を生んでいます。
今の神話は日本国債は絶対に下がらないという「日本国債神話」であり、この神話もいつか崩壊するのでしょうが、誰も予測できません。
崩壊することは分かっているのですが、それが「いつ」なのかは、誰も予見できません。
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