何が実在であり、何が実在ではないのかといった問題は、真理の核心に迫る問題です。
実在とは、本当に在るもの、本当に在る価値、本当に在る思想、永遠になくならないものです。
これを実在と言います。
従来の宗教的真理では、神我と自我、実相と現象、精神と物質を自我で切り、前者を実在とし、後者を非実在として「なし」と捉えてきました。
自我を悪としたり、現象我を「なし」としたり、物質を「なし」としてきたのです。
本当に「在る」ものと比較し、物質とは本当にあるものなのかと問われれば「なし」としてきたのです。
生長の家の「神のみ実在、光のみ真理」が従来の真理における典型の捉え方ですが、本当に在るものとは神の心のみであり、神のみ実在、光のみ真理と説かれてきました。
本当に在るものとは神の心のみであるから、それ以外のものは「なし」となるのです。
ただ自我で偏っておりますのでその真理の質は、方便止まりで終わっています。
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