国際

北朝鮮 ICBMの最終段階

タカタ株の売買が終了しましたが、終値は、なんと「18円」もの高値が。

時価総額は「14億9700万円」になっていますが、100%減資でしょうから明日からこれは「0円」となります。

売り切れずに持ち越した方は悲劇でしょうね。

東証後場の最後の方では、まるで負けると分かっていながら戦う(買い向かう)大日本帝国のようでした。

出来高は10億を割っていますが、チャートを見ますと20円を境に買いが大量に入っています。

スカイマーク破綻の時の終値は「14円」ですからこれよりも上でした。

通常は「1円」になるわけですが、何を思ったのか買い向かう投資家がいました。

掲示板を見ますと、今日が売買の最終日であることを知らなかった方が多かったようです。

東証は午後3時で終了ですが、PTS(夜間取引)で売ろうと思っていたのか、あるいは本日でタカタ株の売買は終了する事実を知らなかったのか、どちらかです。

あるいは7月27日が上場廃止ですが、明日(27日)まで売買できると思っていた方もいるようです。

ところが上場廃止銘柄であるタカタ株は、PTSにおいてデイ・タイム・セッション(昼間取引・8:20~16:00)はあっても、ナイト・タイム・セッション(夜間取引・17:00~23:59)の取引はできません。

東証が午後3時で終わり、PTSのデイ・タイム・セッションの午後4時までの1時間が、最後の売り場だったわけです。

ここでも買い向かった人がいる。

今日買って、7月31日に売ればいい」という書き込みがあり、これに「そう思う」をクリックしていた方がいるということは、本日が売買の最終日であった事実を知らなかった。

明日も朝から買いを入れると意気込んでいた人もいます。

掲示板では笑われていますが、こういった人が割と多く、タカタ株の犠牲になってしまいました。

タカタ株は明日から「0円」であり当然、時価総額も「0円」です。

まさに紙くずをつかまされたわけです。

終了5分前にも買いがあり、笑ってしまいます。

一体、誰が買ってるんだ」、と。

買ってどうする気だ」、と。

明日もまた売買できると思って買っていたのです。

今年1月5日につけた年初来高値「1233円」のタカタ株が、100%減資でしょうから半年ほどで「0円」になってしまいました。

日本の報道でもありますが、25日付けのワシントン・ポストが、核弾頭を搭載した北朝鮮のICBMの配備が、当初の予測を大きく前倒しし、来年中にも配備されると報道しています。

North Korea could cross ICBM threshold next year, U.S. officials warn in new assessment WP

ペンタゴンは、北朝鮮のICBMは射程「6700km」と見ているようですが、過小評価しているように見えます。

記事では、来年早々にも、北朝鮮は信頼できる核弾頭を搭載したICBMを発射することができるようになる、とあります。

トランプ政権は、「非常に強力に対応する」と言っていますが、コンセンサス予想では、ICBMの実践配備は「2020年」でした。

これを2年、前倒しして来年中にも、ICBMの配備は可能としています。

プロトタイプから生産ラインに乗せ、来年にもICBMの実践配備が可能になると結論づけています。

ペンタゴンの情報機関は、注意深く拡大する北朝鮮の脅威を監視している。

残った技術的なハードルの一つは、大気圏への再突入の際、核弾頭を保護する技術であり、この技術的障壁は長い間、注目されてきた。

今年7月4日のICBM発射実験の成功は、数々の技術を驚くほどの速度で進歩させた。

専門家は、「驚くべき進展があった」と述べ、「これまで何年にも渡って得られなかった技術と能力を含めて、北朝鮮は去年までは、得ていなかった能力を獲得した」と論じています。

アメリカも韓国も、その核兵器とICBMの開発速度が、予想よりも早いと指摘しています。

アメリカ諜報機関の公式の見解では、少なくとも2020年までは北朝鮮のICBMの脅威は出てこないと言われてきました。

来年早々という、これほど早期にこの脅威が出現するとは考えていなかったようです。

THE HILL」もワシントン・ポストほど詳しくありませんが、後追い記事を出しています。

North Korea could field nuclear ICBM by next year: report THE HILL

日本の報道はこれです。

核弾頭の大気圏再突入実験ですが、これは明日の「27日」にもその可能性があるようです。

明日は北朝鮮の戦勝記念日であり、今月の21日に弾道ミサイル発射装置が、北朝鮮・クソンに運び込まれており、この日から6日以内、つまり「7月27日」までに発射される可能性が論じられています。

ソースは「フェイク・ニュース」で有名な「CNN」ですから、当てにはならないかもしれませんが、日本ではそう報道されています。

実験成功後は、数か月で実践配備が可能なようであり、生産ラインに移行して、来年早々にも核弾頭が搭載されたICBMが実践配備されますと、トランプ政権は公約を果たせなくなります。

ならば韓半島有事は、今年中となる可能性が高いということになる。

トランプ政権が手をこまねいて何もしなければ、韓半島の非核化は不可能となり、アメリカは北の核保有を容認せざるを得なくなる。

また同時にアメリカの安全保障上、極めて深刻な事態を招きます。

北朝鮮がこのままアメリカのどこの都市でも撃ち込むことができる核兵器とICBMを保有すれば、いずれロシアのように自動核報復システム「死の手」を北朝鮮ももつことになる。

死の手」とは、どちらか一方が先制核攻撃を行い、国家の指導部が全滅した場合、残存している核兵器を自動的に敵国に撃ち込む旧ソ連の自動核兵器報復システムのことです。

いずれこういった方向に北朝鮮は向かうでしょう。

相互確証破壊がアメリカと北朝鮮の間で成立することになる。

今はロシアとアメリカがこの関係です。

相互確証破壊が成立している2国間同士では、相互の核攻撃を含む軍事的衝突はなく、日本が依存している「核の傘」も機能しません。

ロシアに関して日本は、アメリカの「核の傘」が機能しないわけです。

北朝鮮もいずれ同じ関係になる。

北朝鮮は、アメリカとこの相互確証破壊の成立を目的としているわけであり、今のところ北朝鮮の思惑通りです。

しかも北朝鮮は、核兵器を作る上でのウランは、オーストラリアを抜いて世界一ですからね。

自前でいくらでも核兵器を作れますから、アメリカが北の核保有を認めれば、いずれこういった方向に行くのは目に見えている。

金正恩氏は、「撃たなければ、撃たれる」「核兵器を持たない国家は侵略される」と信じ込んでいる指導者です。

お隣の中国と北朝鮮が共に核兵器保有国となるのは、日本にとっては脅威かもしれません。

アメリカの対応次第で、アジアの勢力図が変わります。

アメリカ次第で生きたり、死んだりするのは、ほんと属国そのものです。

果たしてアメリカは「禁断のカード」を切れるでしょうか。

今年も後5か月ですから、この5か月間で大体予想できるでしょうね。

来年早々なんて言っておりますから、実践配備されてからでは遅いでしょう。

戦争をする気ならば、今年中ということになる。

そしてこの戦争は、大変な犠牲が出ることが分かっている。

まるでハルマゲドンみたいですね。

アメリカが戦争の選択肢を取らなければ、北の核保有が実現されて韓半島の非核化は不可能となる。

戦争の選択肢を取れば、大変な犠牲を覚悟しなければならなくなり、その犠牲はすべてアメリカの同盟国である韓国と日本が負います。

同盟国を犠牲にしなければ、北の核保有は止められず、犠牲を出さないようにすれば、北は核兵器保有国となる。

どちらを選択するかは、今までのアメリカの対応からすれば、戦争の選択肢を取る可能性が70%~80%ぐらいはあると思っています。

すると「救世の法」が説かれている日本が、ハルマゲドンの舞台となる。

これも理法と言えば、理法かもしれません。

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