「アフリカの角」では、長引く干ばつによって、それぞれの国で数百万もの人たちが飢餓に直面しています。
「アフリカの角」とは、アフリカ大陸の東側上部の尖った地域であり、確かに「角」に見えます。
イタリアの北部でも70年ぶりの干ばつに襲われています。
干ばつでトウモロコシ畑の7割がだめに、牧草地は全滅 イタリアのある農家 AFP
イタリア北部ロンバルディア州スピーノダッダのトウモロコシ畑で、干ばつの被害を調べる農家の男性。
イタリア北部の農業地帯であるポー平原は過去70年で最も深刻な干ばつに見舞われており、この男性のトウモロコシ畑の7割と牧草地のすべてがだめになってしまったという。
欧州では強烈な熱波に襲われており、イギリスとフランスでは各地で最高気温の記録を更新しています。
ロンドン南西部のキュー王立植物園では、午後3時(日本時間同11時)までに気温が37.5度まで上昇し、同国最高記録の38.7度に近づいた。
19日の気温は、英国史上初めて40度を超える可能性がある。
記録的猛暑の原因は気候変動にあるとされ、異常気象は今後激しさと頻度を増すと予測されている。
フランスでは、多くの都市で過去最高気温を観測した。
大西洋沿岸に位置する北西部ブレストでは気温が39.3度に達し、2002年に観測された35.1度の最高記録を更新。
西部ナントでも過去最高の42度を観測し、1949年に記録された40.3度の過去最高気温を上回った。
欧州南西部が熱波に襲われるのは今年で2回目ですが、この熱波によってフランス、ポルトガル、スペイン、ギリシャでは大規模な山火事が発生しています。
これも気候変動ですが、気候変動は人為的な現象ですから、この気象災害は、一種の「人災」です。
「心」に覚醒せず、気候変動の原因をGHGとしておりますから、今の「心」を忘れた人類では気候変動の問題は解決できないでしょうね。
温室効果ガスは結果であり、原因ではない。
人類がその「心」で、富と国益、自我と利益を「天」に置いたそのエゴイズムと傲慢が原因であり、これを原因として結果、利益をむさぼっておりますので、必然的に温室効果ガス(GHG)を大量に撒き散らし、そのGHG(グリーンハウス・ガス)が大量に大気で増えれば、それが気候変動をもたらしていく。
西田哲学にありますように見られる世界は、見る者心の世界で主客は永遠に合一しておりますので、この主観、すなわち「心」を無視して客観の世界だけ都合よく良化しようとしても、良くすることはできない。
GHGをいくら減少させても、人間のエゴイズムが減少するわけではない。
GHGをいくら減らしても、相も変わらず心は無法地帯であり、相対的な自我を「天」に置き、相対的な富を「天」に置き、相対的な国益を「天」に置いて、相対的な神の体(物質)を「天」に置いて偶像崇拝を犯し、神への傲慢に耽っているわけですから、温室効果ガスなどという物質をいくら減らそうが気候が元に戻ることはない。
今の人類に神への信仰の覚醒や「心」の覚醒は、恐らく難しいでしょうから、気候変動の問題は諸神霊が解決をつけていくでしょうね。
エゴイズムを抑制するには、やはりある程度の経済的な打撃は必要でしょう。
経済が打撃を受ければ、GHGが減り、気候変動がある程度緩和されるのです。
最終的に人類をゼロからやり直させる気ならば、世界経済は崩壊し、一旦更地になるでしょうが、それまでは徐々に対症療法的に経済を抑制していく方向で干渉が加えられるでしょうね。
そして最後には、富を「天」に置いたこの世界は一旦崩壊します。
それは間違っているからです。
宇宙は神の心の表現体であり、神の心が「天」であり、神の体が「地」で、永遠に天地一体です。
正義が「天」であり、利益と国益は相対的なものですから「地」で、永遠に天地一体が神の不変の理法であり、何千年後も変わりゃしません。
人類は神が永遠に「地」と定めているものを「天」に置き、神への傲慢に耽っているため大宇宙、すなわち神ご自身の目から見て間違っていると断定していい。
ヘーゲルも言っておりましたが、間違ったもの、間違った思想や価値、罪や悪は「腐った実存」であり、歴史の過程では現象無常で過ぎ去り、消え去り、なくなり、流れ去っていくのです。
悪や間違いは残らないのです。
簡単に言えば、間違ったものは全て歴史の過程では「なくなる」のです。
ヘーゲルが言う「腐った実存」とは、そこに一時的に存在しているように見えながら、中味は腐っておりますので歴史の過程ではなくなっていくということです。
腐ったものは、その腐敗によって土に返り、なくなっていくのです。
大きな時間の流れの中では、あの地獄界も「腐った実存」ですから、歴史の過程でなくなっていくのです。
気候変動は地球的規模の問題ですから、人類に解決できないのならば、あの世の諸神霊がやるしかないのです。
気象災害は年々酷くなっていくでしょうから、急がず、遅れず、しかして最終的には「神約民主論」国家の実現によって政治体制と政治が根源から変わり、経済も根源から変わり、学問も科学の在り方も、医学も芸術も教育も全てが変わります。
人類の内面も全て変わりますが、外面も全て変わります。
聖書には「私は全てを新たにする」という預言がありましたが、まさに字句通りであり、これは大宇宙の絶対的権威、この神の権威を確立するだけでそうなります。
全てが悉く変わるということです。
神の権威を確立するだけで、存在するものの全てが根源から変わるのです。
「心」が変われば、大空まで変わり、生態系も戻り、庭先にいる蟻ん子一匹までも救う法が「救世の法」です。
この究極の法が説けない教団は、救世の母体とは言えず、神の心を説いているとも言えない。
単に人間を救うだけではなく、地獄界の在り方も根源から変わりますし、天上界の在り方もこの世が全て変わりますので、この世を縁として天上界も変わります。
これが天界・現界・地獄界の三千世界の根源的改造の基本です。
神の心においてのみ人類は永遠に平等であるという至極当たり前の権威を確立するだけであの世とこの世の全てが変わるのです。
神の存在と神への信仰なくして世界を変えることはできない。
そういった無神論者達は、屁理屈を言いながら世界を腐らせているだけの話です。
目の前であらわれています。
腐っていくしか能がない世界です。
良くなる可能性もなければ、「地」に向かってひらすら腐っていくだけです。
欧米にゼレンスキー疲れが出ているそうです。
返す刀でプーチン大統領は、不敵な笑みを浮かべて余裕の表情です。
「我々はまだ何一つ本気を出していない」
それでこれです。
中々、受けました
ジョンソン首相をイチコロです。
プーチン大統領が本気を出せば、ジョンソン首相は大空にぶっ飛ばされ、お空の星になりそうです。
これはロシア発だそうですが、ブランコに乗っているのは若き日のゼレンスキー大統領ですが、影がね。
未来を暗示しているようです。
何か首を吊っているように見えます。
アメリカの6月の消費者物価指数が出ましたが、予想の前年比「8.8%」を超え、「9.1%」になっています。
イギリスと並びました。
まだピークをつけたかどうか判然としません。
イギリスの6月のCPIは明日でますが、予想では今のところ前年比「9.3%」になっています。
まだ上昇しています。
ECB(欧州中央銀行)は、今月の21日「0.25%」の利上げではなく、「0.5%」の利上げを協議します。
アメリカは2年債と10年債の「逆イールド」が続いており、5年債や7年債とも逆イールドになっています。
IMFも世界経済の成長率を大幅に下方修正するとアナウンスしておりますし、今月見直すことになります。
何か恐慌の足音がね、聞こえてきそうです。
世界銀行が公表している2021年の世界のGDPランキングが出ておりますが、トップ10まではこうなっています。
トップのアメリカと2位の中国との差は「5兆2600億ドル」であり、これでは中国がアメリカを超えるのに10年もかからない計算になります。
中国経済は日本経済の「3.6倍」であり、中国には日本が「3.6個」ある計算になります。
ただ今の日本は稀に見る円安が進んでいます。
日本のGDPを単純に550兆円とすれば、今の1ドル138円で計算すれば、4兆ドルを割ってしまうのです。
550兆円÷138円=3.985兆ドル
つまり2022年は4位のドイツ(4.22兆ドル)に日本は円安のため抜かれているかもしれないのです。
世界経済大国第3位から、第4位に現時点では落ちているかもしれない。
仮に1ドル184円まで円安が進めば、日本のGDPはドルベースでは3兆ドルを割ってしまい、イギリスやインドにも抜かれることになります。
ゴボウ抜きされていくのです。
それぐらい危険なのですね、円安は。
ちなみに驚きましたが、韓国がロシアを抜いて世界経済第10位にランクインしています。
ちなみにPPP(購買力平価)でのトップ10はこれです。
トップは変わらず中国であり、2位のアメリカに「4.3兆ドル以上」差をつけています。
いずれはこうなっていくということです。
今、世界では逆通貨戦争が起こっており、どの国も自国の通貨高を競争している時代です。
その中で日本は利上げができないため、円安になっても利上げによって円高にもっていくことができません。
日銀はETFを2月末時点で「59兆円」保有しており、TOPIXが1400ポイントを割れば含み損に転落すると言われており、10%株価が下がっても「5.9兆円減」です。
日銀の自己資本は狭義では「3兆4440億円」ですが、広義では「10兆9375億円」です。
長らく10兆9375億円の方を日銀の自己資本と思っていたのですが、報道では上の法定準備金等と資本金を合わせた資本勘定を自己資本と報道する場合があります。
自己資本である10兆9375億円を銀行券平均発行残高である117兆6094億円で割りますと自己資本比率の「9.29%」となる。
どちらの数字が使われるかは報道によって違います。
ただ日銀は現在国債を「541兆8400億円」保有しています。
国債価格が1%下がるだけで5兆4200億円の損失となり、2%下がりますと単純計算でも10兆円8400億円の含み損となり、自己資本を吹き飛ばしてしまいます。
利上げは絶対できないわけです。
日銀はETF時限爆弾と国債の爆弾を抱えているのです。
各国は利上げをしているわけですから利上げのできない日本との金利差は拡大するばかりであり、円が売られる基調は今後も変わらないでしょう。
今後は輸入品の高騰によるインフレが進むだけだと思う。
通貨がどんなに売られても利上げができないため、円はメルトダウンしていくしかない。
一体、どこまで売られるのか見当もつかない。
今年の後半から「地獄の蓋」が開くでしょうね。
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