以前、クジラのトリプル・ブリーチングの動画を上げたことがありますが、これですね。
Whale watchers squeal with delight as three surfacing humpbacks leap out of the water almost simultaneously right next to their boat in rare triple breach. https://t.co/mEIqXiA4ha pic.twitter.com/35vhTUfqVZ
— ABC News (@ABC) September 16, 2018
今度はハワイのザトウクジラのトリプル・ブリーチングです。
“Once in a lifetime sight”: Triple humpback whale breach is perfect birthday present for whale watcher on trip in Hawaii. https://t.co/Qd11JM43YS pic.twitter.com/JcQO0z06TE
— ABC News (@ABC) February 7, 2020
少し遠いですが、いつ見ても壮大です。
日本時間の2月8日午後11時32分、イギリス領・サウスサンドウィッチ諸島でマグニチュード6.1の地震が起こっています。
M 6.1 – 124km SSE of Bristol Island, South Sandwich Islands USGS
震源の深さは「16.1㎞」と割と浅いです。
本日9日、日本時間午後3時4分、パプアニューギニアでもマグニチュード6.2の地震が発生しています。
M 6.2 – 122km S of Kokopo, Papua New Guinea USGS
震源の深さは「31.3㎞」とこちらも浅いです。
武漢の新型コロナウィルスですが、ついにサーズの死者「774名」を超えてしまいました。
ちなみにサーズは8か月~9か月で終息していますが、マーズの方は未だ終息していません。
去年の12月1日、「原因不明の肺炎」で始まった新型コロナですが、2か月と少しでサーズを超えてしまいました。
現時点の感染者数と死者数はこれです。
患者数は「3万7594名」、死者数は「814名」、回復した患者数は「2898名」です。
重症患者は「6196名」ですから、重症化率は「16.5%」です。
6196÷3万7594×100=16.48%
死者が800名を超えてきましたが、2月4日をピークに5日以降感染者数が鈍化している傾向となっています。
死者数の推移はこれです。
右肩上がりで上昇中です。
昨日は1日で「89名」が死亡しています。
1000名越えは時間の問題でしょうね。
大変な被害となってきました。
まさに「おおごと」です。
1日あたりの感染者数の推移はこれです。
2月4日の3927名をピークに右肩下がりの傾向ですが、本当にピークに達したかを判断するには、まだ時期尚早のようです。
中国で感染者数の増加が鈍化したからといって、安心は禁物だという。 pic.twitter.com/nySh3CQgZA
— ロイター (@ReutersJapan) February 8, 2020
昨日は2676名と2000名台に低下しています。
今後も低下傾向を示すのかどうか、もう少し見てみないと判断は難しい。
今後更に感染が拡大していくのか、あるいはこのまま縮小していくのか。
仮に3月末までの50日間を大雑把に推定しますと、1日に2500名の増加で推移しますと10日で2万5000名であり、50日で12万5000名の感染数となります。
低下傾向ですのでこの数のまま推移することもないでしょうが、減少の度合いにもよりますが、3月末までに10万名前後まではいくかもしれない。
この場合、致命率2%で計算すれば、死者は2000名となり、814名を足して3000名弱まで死者数が増加する計算になる。
大変な数です。
1日当たりの感染者数が、この後増加傾向に転じれば、少なくとも3000名以上の死者数が出ることになります。
他国ではフィリピン以外で死者を出していないのが幸いです。
中国以外の国の感染数を見ますと、こうなっています。
日本は現時点で「96名」の感染者のうち「4名」は既に回復しています。
この「96名」の中で「70名」は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗員ですから正味、日本本土の感染者は「26名」となる。
シンガポールやタイ、あるいは韓国の方が正味の感染者数は多いことになる。
クルーズ船の感染者は、WHOでは「その他」で扱われているようです。
クルーズ船では、未だ100名ほどの方に症状が出ているようですので、まだこの数は増えそうです。
ただ中国国内で感染した日本人とアメリカ人「1名」が死亡しています。
新型コロナウィルスの感染ピークは、当てにはならないようですが、中国当局は1月28日に、「1週間~10日」と言っていたのですが、2月2日には「10日~14日以内」と修正しています。
アングル:新型肺炎ピークはいつか、頼りにならない予測モデル ロイター
ウイルス感染がいつ「ピーク」を越すかについての予想は、外れるものと相場が決まっている。
だからといって、予想することが無意味なわけではない。
ピークとは、日々の新たな感染者数が継続的に減少し始める時期だ。
中国工程院の専門家で感染拡大抑止に取り組むチームの一員のZhong Nanshan氏は1月28日に出した「7―10日以内にピークを迎える」という予想を、2月2日に「10―14日以内に迎える」と変更した。
これですと2月12日~2月16日までがピークとなる。
他の学者も似たような見解を出しています。
新型コロナウイルス死者数810人超、SARS上回る ブルームバーグ
衛生専門家デービッド・ヘイマン氏によると致死率はSARSの場合10%近かったものの、新型コロナウイルスは2%未満にとどまるもようだ。
分析では82%が症状は軽度だと説明した。
中国・湖北省での新たな感染例は9日の早い段階で2147件と、ここ1週間で最も少なくなっている。
WHOの複数の担当者は同省での感染拡大ペースは安定しつつある可能性を指摘した。
同省・武漢での感染確認件数にも鈍化傾向が見られるという。
ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のアダム・クチャルスキー准教授(感染症疫学)は9日に電子メールで、現在の状況が続くと仮定すると、武漢では2月半ばから後半にピークと依然として予想されると説明した。
この学者は「2月半ば~2月後半」にピークをむかえると予想しています。
この頃から死者数が減少に転じていく。
今月が正念場ということでしょう。
日本全体でゼウス神を称えるオリンピックですが、今のところ心配はないようです。
東京五輪・パラ組織委、新型肺炎の感染拡大を受け対策本部を立ち上げ。 pic.twitter.com/3rZ4gQfi70
— ロイター (@ReutersJapan) February 8, 2020
東京五輪にはほとんど影響はないと言っています。
死者は恐らく1000名単位になりそうな気配ですが、不幸中の幸いというのか、新型コロナウィルス対策で手洗いやうがい、あるいはマスクで感染を防いでいたためか、日本のインフルエンザの患者数が激減しています。
「新型コロナウイルス」流行の陰で インフルエンザ「米国で死者1万人」日本は大丈夫? J-CASTトレンド
今年第4週(1月20~26日)の間に全国の医療機関を受診した患者数の推計は約65万4000人。
日本国内では、最新データとなる第4週のインフルエンザ患者数の推計が、前週の約63万4000人より増加しているが、19年の同時期(1月21~27日)の推計患者数222万6000人と比べて大幅に減少している。
今年の第4週は1年前と比べてインフルエンザの患者が「71%」も減少している。
日本では年間「1万人」がインフルエンザで死亡していますが、アメリカは既に1万人を超えているようです。
米疫病対策センター(CDC)は7日、最新の推計値を発表。
2019~20年のシーズンで患者数は2200万人に上ったとし、さらに拡大する恐れが指摘されている。
インフルエンザのために21万人が入院し、死者数は1万2千人に達したとしている。
今年は子供の症状が深刻化するケースが多く、すでに小児の死者数は78人となった。
とりわけ感染が深刻だった17~18年のシーズンには患者数は4500万人に上り、6万1千人が死亡した。
インフルエンザ感染は例年10月ごろに始まり、5月ごろまで続く。
米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は、19~20年は過去10年で最悪規模になる可能性があると予測している。
アメリカではインフルエンザが猛威を振るっており、今年は過去10年で最悪の規模になる予想しています。
アメリカにおける過去10年のインフルエンザの患者数と死者数はこれです。
過去10年で最悪なのは2017年~2018年にかけてのインフルエンザであり、赤枠で囲ってある部分ですが、患者数は「4500万人」とあり、死者数は記事の通り「6万1000名」とあります。
過去10年で2番目と3番目が青枠で囲ってあるシーズンですが、2番目は2014年~2015年のシーズンに患者数「3000万人」、死者数「5万1000人」の被害を出しています。
3番目は2012年~2013年のシーズンであり、患者数「3400万人」、死亡者数「4万3000人」の被害となっています。
今シーズンは、あくまで現時点では患者数「2200万人」であり、死亡者数は今のところ「1万2000人」です。
CDCのデータを見ますと、ここ10年は「2万人~4万人」ほどは毎年平均的に死亡しているようです。
新型コロナの数千名と予想される死者数と比較しますと、新型コロナよりも重大な事態が進行しているように見えます。
2019年~2020年の今年のシーズンは、過去10年で最悪になる可能性があるようですから当然、患者数「4500万人」を超え、死者数も「6万1000人」を超える事態を想定していることになる。
現時点の患者数「2200万人」が倍増して更に増え、「1万2000人」の死者数も、今の「5倍以上」に膨れ上がることになる。
アメリカのインフルエンザのシーズンは5月まで続くようですから、後2、3か月でそうなると予測されています。
どう見ても新型コロナウィルスよりも、こちらの方がトリアージの順位は高いと思いますけどね。
なのに道路も空港も交通網も都市も何もかも放ったらかしであり、封鎖も隔離も何もしない。
何か不思議な感じがします。
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