母親とはぐれ、迷子になったフクロウの赤ちゃんですが、保護した人の足によじ登っています。
母親とはぐれたフクロウの赤ちゃん。 pic.twitter.com/66SgEnn4SM
— ロイター (@ReutersJapan) June 20, 2020
親と間違えているのでしょうか。
かつてヘーゲルは「ミネルバのフクロウは、迫りくる黄昏時に飛び立つ」と言いました。
ミネルバとは、アテナの別名であり、知恵の女神です。
文明の黄昏時、一つの時代の黄昏時に古き知恵は滅び去り、新しき知恵が取って代わる。
知恵の女神は、文明に黄昏をもたらした古き知恵を滅ぼし、新しき知恵を人類に授けるために聖鳥・フクロウを飛ばす。
まさに現代です。
その新しき知恵の一つが「神約民主論」です。
矛盾している「自由と平等」の概念の下に今後も生きるか、あるいは統一止揚され、完成した「自由と平等」の概念の下に生きるか、人類と世界は選択を迫られる。
いや、選択すら人類には許されていないのかもしれない。
人類と世界に選択の余地はないからです。
経済原理において「地」である富を「天」に置いた資本主義、人民共通の利益に基づいた国家契約によって「地」である利益を「天」に置いた民主主義。
これは物質を「天」に置いた偶像崇拝の政治体制であり、神がお許しになられない。
物質は矛盾を意味し、その矛盾を「天」に置いているがゆえに既存の民主主義における「自由と平等」の観念もまた矛盾している。
元々矛盾を「天」に置いているわけですから、その矛盾からパンドラの箱が開いていく。
その矛盾の入り口から、いくらでも対立と確執はあらわれ、その対立は無限の悪を生産していく。
その現象化した悪を克服できない者達は、地獄に堕ちて天と地が分かれる。
そしてその矛盾を「天」に置いた政治体制によってこの地上界が地獄界における人口増加の無限の供給源となっていく。
そして地獄界の人口が増加を続ければ、この地上界にも、また魔の暗躍が増えていく。
地上界はこうしてカオスに陥っていく。
新型コロナの感染が、新しいステージに入っています。
ソースのグラフにポインタを当たれば日付と数字が出ますが、6月19日の1日の感染者数が18万人を超えてきています。
これはわずか「5.5日」で100万人の感染者を出す数値であり、感染が加速しています。
WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長も、「感染が加速している」とし、極度の警戒を世界各国に呼び掛けています。
テドロス事務局長はオンライン会見で「世界は新たに危険な段階に突入している」と指摘。
「ウイルスはなお急速に広がっており、多くの人が感染しやすく、命に関わる状態が続いている」と述べた。
米州だけではなく南アジアや中東でも急速な感染拡大が見られるとした。
経済の再開と人種差別への抗議デモによってアメリカでも感染が再拡大している徴候が見られます。
1日の新規の感染者数が1万人台まで減少していたアメリカですが、3万人を超えてきています。
ファウチ所長 : だから言わんこっちゃない
失礼、もちろん嘘です。
ファウチ所長はこんなこと言ってません。
私が作りました。
死者数も既に第一次世界大戦時の死亡者数を超えています。
米国の新型コロナウイルスによる死者数は、過去24時間で740人増えて計11万6854人となり、第1次世界大戦における同国の死者数を上回った。
米ジョンズ・ホプキンス大学の16日午後8時30分(日本時間17日午前9時30分)時点の統計で明らかになった。
米国では4月下旬の時点で、新型コロナウイルスによる死者数がベトナム戦争で戦死した米兵の数を上回っている。
これですね。
次は第二次世界大戦の死者数である「29万人」を超えるかどうかが注目されてくるでしょうね。
ワシントン大学の予測によれば、今年の年末には、アメリカでの死者は「30万人」に達すると予測されておりますので今年中に記録が破られる可能性がある。
ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんの首を押さえつけて死亡させた事件が起こったのは5月25日です。
本格的で大規模な抗議デモに発展していったのは、5月27日からでした。
それから3週間と3日が経過していますが、具体的な数字で出てきています。
今回のアメリカでの感染拡大は、高速道路沿いに沿って拡大していることが分かっており、現時点では南部のサンベルトを中心に広がっていますが、これが高速道路を通して北部に広がっていくと予測されています。
カルトバイブルベルトもどっぷりと入っています。
バイブルベルトから全米に広がりそうな雲行きです。
しかして経済活動を停止したままにしますと世界大恐慌になりますし、さりとて経済活動を再開すれば、新型コロナの感染が拡大していく。
富を取るのか、命を取るのかの選択を迫られています。
無理心中の世界です。
富を取れば、命が取られ、命を取れば、富が取られる。
命と富の無理心中です。
これを解くには禅の公案を解くしかありませんが、今の人類の霊性では無理でしょうね。
真理の基本的な修行すらしてこなかったからです。
この新型コロナは、ほんとにハルマゲドンに発展していくかもしれません。
どこまで人類自身が、自分とは肉体ではなく、生命であると覚醒することができるでしょうか。
人間を肉体だと思っているからその肉体という物質を維持するために富を「天」に置いている。
肉体を保存維持するのは、正義じゃない、愛じゃない、神の言葉じゃない。
水と食料です。
だからその水と食料を得るために富を「天」に置き、また富を「天」に置いた経済原理まで作り、自然界と生態系を荒らしまわり、気候変動まで引き起こしている。
これが間違っていると断定して良い根拠とは眼前の大宇宙。
この大宇宙では神の心が「天」であり、神の体は「地」で、永遠に天地一体です。
1万年後も10万年後も変わりません。
永遠にそうなっています。
生命が「天」であり、物質は「地」で、永遠に天地一体です。
にも拘わらず「地」である物質と富を「天」に置いているがゆえに大宇宙、すなわち神ご自身の目から見て間違っていると断定していい。
そういう既成概念や古き知恵は、今後すべて滅び去っていく。
新しいぶどう酒は、新しい皮袋に入れられる。
古い皮袋は破れて用を足さなくなっていく。
ミネルバのフクロウは、迫りくる文明の黄昏に飛び立つ。
新型コロナについては疑問点が一つあります。
あたかも新型コロナのワクチンや抗ウィルス薬が、来年には作られるという報道をよく見かけるのですが、本当にワクチンはできるのでしょうか。
この点は専門家に従うしかありませんが、この記事などを読みますと、本当にワクチンはできるのか疑問が出てきます。
新型コロナ 急がれる医薬品開発ー抗ウイルス薬やワクチンが、なかなかできないのはなぜ? ニッセイ基礎研究
一般的に、1つの新薬の開発には9~17年の時間を要し、300億円以上もの費用が必要となる。
その上、テストがうまくいかなかったときの開発中止のリスクもある。
このため、抗ウイルス薬は、HIV、インフルエンザ、B型・C型の肝炎など、限られた感染症に対するものしかない。
SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)に対する抗ウイルス薬は、まだ開発されていない。
サーズは2002年~2003年に発症が報告され、感染が拡大したわけですが、その抗ウィルス薬はまだないとあります。
17年経過しているのにサーズやマーズの抗ウィルス薬はないのです。
サーズの方は感染が終息したために開発が中止され、ないのかもしれませんが、マーズの方はまだ終息していません。
にも拘わらずマーズの抗ウィルス薬は、未だないわけです。
ではサーズとマーズのワクチンの方はどうかと言いますと、これも「ない」のです。
実際に、SARSやMERSのワクチンも未開発だ。
医薬品メーカーの担当者によると、SARSの場合は、臨床試験の前に感染自体が終息してしまったという。
MERSの場合は、「ワクチン開発に、すぐに多くの時間と資金を費やすのは合理的でない」との声が、研究者からあがっていた模様だ。
時間と費用の側面から言っても効率が悪いために未だ開発されていないようです。
サーズとマーズには、未だ抗ウィルス薬もワクチンもないわけです。
にも拘わらず今回の新型コロナに対してだけはそんなに簡単に抗ウィルス薬やワクチンが開発できるものでしょうか。
本当にわずか1、2年で開発できるのかどうか少し疑問を持っています。
ワクチンの開発が前提になっているようですが、もしその前提が崩れた場合、どうなるのでしょう。
もしワクチンが開発できなかったら?
最悪の事態を想定したプランBはあるのでしょうかね。
その場合、集団免疫の獲得しか道は残されていないのでしょうが、地球人が集団免疫を獲得するには数十年はかかると見られています。
数十年って、世界経済の方が耐えられないでしょう。
何かこの新型コロナの問題は、デッド・エンド(袋小路)に入り込んでいるように見えなくもない。
ワクチンがもし開発できなければ、人類は出口なき迷宮に迷い込むことになる。
出口のない迷路をウロウロしていくわけです。
真理にしか出口はない事実に誘導していくのかもしれないと思っています。
ゼウス神も言っておられました。
神に向け、神に向かう以外、お前らが生き残る道はない、と。
神への信仰の欠如が、生命にとって如何に危険で致命的なものか、人類の皆様方はどうしても理解できないようです。
神への信仰の欠如は、どう見ても新型コロナよりも遥かに致死的で生命にとって危険です。
物しか分からん未熟な人類に、諸神霊は新型コロナを通して教えているのかもしれない。
ええ子して無神論を標榜しています。
地球という神の神殿に生きておりながら、よく神の心を無視して生きてられるな。
勇気というより無謀だな。
無知が無謀をもたらすんだな。
神の心を何がしか体得せずして霊天上界に帰天できた者は、未だかつて一人もいないのですけどね。
もちろん今後もいません。
何かその異常な無知は不思議な感じがします。
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