Creator's Room

台風18号（タリム）は、現時点では北海道を席巻しています。

戦後、稀に見る危険な台風と言われていたわけですが、ふたを開けてみますと通常の台風とあまり変わりありませんでした。

ただ被害は、やはり甚大であり、この台風で死亡した人も、まさかこの台風で今日死ぬとは誰も思っていなかったでしょう。

ソース

鹿児島県枕崎市に上陸した時の風の強さです。

鹿児島県枕崎市から#noriradi #石川典行 #台風18号 pic.twitter.com/ObHRLFRXY7

— 石川典行 (@ICCHY8591) 2017年9月16日

特に大分県の被害が目立っていたように思えますが、至るところで河川が氾濫していました。

大分 佐伯 井崎川が氾濫　NHK

大分県佐伯市（さいきし）本匠（ほんじょう）、番匠川（ばんじょうがわ）が決壊しています。

#大分 #佐伯 #番匠川 (15:00頃) #nhk #Talim（映像提供：国土交通省九州地方整備局） pic.twitter.com/2BUILjLsI0

— 戸澤右門 / Umon Tozawa (@Tozawa_Umon) 2017年9月17日

これは大分県佐伯市（さいきし）本匠振興局です。

佐伯市本匠振興局
氾濫してます。#佐伯市#本匠#台風18号 pic.twitter.com/dTqwHiMPsp

— MIKIO@春から田舎者 (@ramenyalow) 2017年9月17日

こちらは大分県津久見駅です。

これは大分県臼杵市（うすきし）の交差点です。

ここ広島でも台風で停電するのは珍しいのですが、うちでも2回停電し、信号機も停電で停止している信号機もあり、警察がきて交通整理をしていました。

年間雨量の10%を超えれば、土砂災害や河川の氾濫が起こると言われておりますが、300ミリだの250ミリだの、まさに今回の台風はそうだったようです。

台風が去った後は、気温も上がり、晴れ上がっています。

日本と似た豪雨災害に見舞われているのがメキシコとアメリカです。

この内ハリケーン「OTIS（オーティス）」は、大陸の反対側を進みますので問題ありません。

「LEE（リー）」も、既にトロピカル・デプレッション（熱帯性低気圧）に勢力を落としており、消滅しますので問題ない。

メキシコは、既にハリケーン「カティア」と「マックス」に襲われており、「マックス」はトロピカル・デプレッションに変わっておりますが、未だ風速30メートルを維持しており、少し前メキシコを襲ったマグニチュード8.2の巨大地震で甚大な被害を被ったメキシコのオアハカ州に豪雨を降らせると見られています。

ハリケーン「ノーマ」発生、地震・ハリケーンに見舞われたばかりのメキシコへ　AFP

オアハカ州とはここです。

M8.2の巨大地震に次いで、「マックス」の豪雨が降り注ぎます。

また新たにハリケーン「ノーマ」が太平洋で発生しており、こちらはメキシコのバハカリフォルニア半島南部のロスカボスに向かっていると記事にあります。

ロスカボスとはここです。

ところが実際の「ノーマ」は、もう少し北側に向かっている模様です。

ただ気候モデルで見ますと「ノーマ」は、今週の末に消滅していますけどね。

ナショナル・ハリケーン・センターは「ノーマ」は、局地的に命に危険が及ぶ可能性のある洪水を発生させる恐れがあり、「最大510ミリ」の雨量を予測しています。

ハリケーン「ノーマ」は再び熱帯低気圧に、熱帯暴風雨「マリア」は勢力強める　AFP

「ノーマ」に代わって、気候モデルでは来週の日曜日から月曜日（24日～25日）にかけて、太平洋メキシコ沿岸に新たなハリケーン「Pilar（ピラル）」が発生し、北上しています。

ちなみにナショナル・ハリケーン・センターが公表しているハリケーンの名前はこれです。

Tropical Cyclone Names　NHC

そしてハリケーン「マリア」の発生です。

ナショナル・ハリケーン・センターによれば、ハリケーン「マリア」は、現在カテゴリー1であり、大西洋を北西に移動しています。

「ホセ」の後を追っているような進路です。

ソース

この動画では、既に「マリア」は、リーワード諸島を直撃しています。

More impacts on the same areas from Irma… #HurricaneMaria #Maria pic.twitter.com/B9cX3pTmdJ

— WEATHER/ METEO WORLD (@StormchaserUKEU) 2017年9月17日

ハリケーン「イルマ」で甚大な被害を被り、その島の「95%」が破壊されたアンティグア・バーブーダ島ですが、再びハリケーン「マリア」に急襲されています。

一体、バーブーダ島はどうなるのでしょう。

泣きっ面に蜂と言いますか、踏んだり蹴ったりです。

まだ「イルマ」の傷跡が残っているところに「マリア」です。

自然界は、リーワード諸島の傷口に塩をぬっているように見える。

ハリケーン「マリア」の現時点での進路はこれです。

ハリケーン「マリア」

プエルトリコ・ドミニカ・キューバ・バハマは、避けられそうにありません。

また甚大な犠牲が出そうです。