政府・日銀は、7月11日と12日に2日連続で為替介入を行ったのではないかと予測されています。
1ドル161円60銭から一挙に157円40銭まで短時間で4円以上円高が進みました。
政府・日銀、2日連続で「為替介入」実施か その狙いを探る【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】THE GOLD ONLINE
日銀データから11日夜は約3.5兆円の介入か、また今後ユーロ売り・円買い介入なら初の実施に。
今回、為替介入と思われる直前の変動は、11日、12日とも、それほど大きくなかったように思われます。
ただ、為替介入のみでドル高・円安トレンドを反転させることは困難であるため、円安進行を抑制するという点での効果は一時的なものと考えます。
アメリカのCPI発表後のドル売り円買いの流れを受けての「追い打ち介入」です。
為替介入でドル高円安の大きなトレンドを変えることはできませんので、政府・日銀はまた金をどぶに捨ててしまいました。
IMFのルールによれば、半年間で3回の為替介入しかできないわけであり、4月29日と5月1日を1回として今回の介入を入れれば、11月までにあと1回しか介入できません。
今回は161円60銭前後で介入しておりますので、160円が防衛ラインでしょうね。
4月と5月の前回の介入は2か月と持ちませんでした。
160円を突破されるのも時間の問題でしょうが、ブラックスワン的な何かが発生しませんと円高にもっていくのは至難の業でしょうね。
アメリカにロシアの核兵器が撃ち込まれるとかね。
よほど無茶苦茶な世界にならないと円高にはならないでしょう。
全国的に梅雨明け間近です。
西日本は明日から梅雨明けですが、東日本は7月22日と25日に梅雨明けです。
エルニーニョは終息し、ラニーニャに移行していくようですが、気象庁は7月から秋にかけてラニーニャ現象に入る確率を「60%」としています。
狂った気候であり、異常気象が連鎖していくということです。
エルニーニョもラニーニャも、どちらも世界的な異常気象をもたらすわけですが、エルニーニョは山火事やハリケーンなどの異常気象を招きますが、ラニーニャは洪水や干ばつをもたらします。
WMO(世界気象機関)もラニーニャを予測しています。
エルニーニョ、年内にラニーニャに移行へ 世界気象機関が予測 ロイター
WMOはラニーニャが7─9月に発生する確率を60%、8─11月に発生する確率を70%と予測している。
WMOは「エルニーニョ現象が終息しても、長期的な気候変動が止まるわけではない。
地球は温室効果ガスで今後も温暖化が続く」と指摘。
2020年から23年初めにかけてはラニーニャ現象が発生し寒冷化効果があったが、過去9年間は記録的な暑さだったと述べた。
秋までに「70%」の確率でラニーニャが発生すると予測しています。
またラニーニャ現象だけではなく、今年はインド洋の海面水温が上がる「正のインド洋ダイポールモード現象」が同時発生するため、日本の夏は厳しい暑さが予測されています。
地球温暖化が続いているため、ラニーニャによる寒冷効果は、あまり期待しない方がよさそうです。
台風も夏季よりも秋季に発生するものが多くなり、台風の数も増え、上陸するまでの時間も短くなります。
アメリカも今年のハリケーン・シーズンは要注意ですが、日本も今年の台風は要注意かもしれません。
世界も少子化に向かっています。
現在82億人の世界人口は、2080年代半ばに「103億人」でピークを迎え、その後緩やかに減少し、今世紀末には「102億人」になる。
2024年の人類の平均寿命は「73.3歳」ですが、国連はこれが2054年には「77.4歳」になると予想しています。
また2080年までに世界の65歳以上の人口は、18歳未満の子供の数を上回るという予想ですが、まさに人類の少子高齢化です。
この頃の世界の平均気温は大変なことになっているでしょうね。
高齢不安で撤退論が強まるバイデン大統領ですが、NATO首脳会議でもやらかしています。
ボケが場所を選ばなくなっています。
いつでもどこでもボケる。
お年寄りは大切にしよう。
トランプ前大統領もおもしろおかしくからかっています。
バイデン大統領では、トランプ前大統領に勝てないというので民主党の議員も既に20名ほどがバイデン大統領に撤退を求めています。
このままでは上院・下院共に共和党に圧倒されてしまい、民主党は壊滅的な打撃を受けます。
民主党、バイデン氏の撤退促す非公式の動き続く 内部調査の結果は「壊滅的」 CNN
ある民主党議員は、グリーンバーグ氏が最近バイデン氏の側近に送った調査メモの内容を「すべてを失う」と表現。
別の民主党員は「壊滅的だ」と漏らした。
バイデン氏が大統領の座を失うだけでなく、共和党が下院を維持し、上院の過半数を獲得する可能性がある。
バイデン氏の上級補佐官の一部は「この問題の深刻さ」を理解しているが、事態は好転する可能性があると考えており、いずれにせよ大統領は自分が勝てると固く信じていると述べた。
バイデン大統領が撤退しないと民主党は「全てを失う」と同時に「壊滅」すると言っています。
人気俳優のジョージ・クルーニー氏もバイデン大統領に選挙戦の撤退を求めています。
7月5日にはバイデン大統領の選挙戦撤退の確率が「70%」まで上昇していました。
このような状況でトランプ前大統領の勝利を確信させるかのような事件が勃発しています。
トランプ前大統領銃撃事件です。
幸い命に別状はありませんでしたが、一歩間違えれば命を落としていました。
トランプ前大統領暗殺未遂現場の見取り図はこれです。
距離にして「130メートル」ですが、トランプ氏は銃撃の瞬間、わずかに顔を右に向けたため銃弾の直撃を免れています。
まさに奇跡的と言っていい。
「医師は『こんなことは見たことがない。奇跡だ』と言っていた。私はここにいないはずだった」
これですね。
右を向かなければ脳に直撃していたのです。
右を向いたために耳への直撃だけで済んだのです。
丁度、銃弾をよけた形になっています。
マトリックスのネオか。
トランプ前大統領は、まさに奇跡の男になりました。
シークレットサービスに直ぐに射殺された犯人はトーマス・マシュー・クルックスであり、一瞬口封じかと思いましたが、これでは暗殺の動機や理由が謎のままになってしまいます。
これで次期大統領は、ほぼトランプで決まりですが、かつて同じ暗殺未遂に終わった大統領に共和党のレーガン元大統領がいます。
1981年3月30日に狙撃され、一命を取りとめています。
奇しくも大川さんが霊道を開いた1981年3月23日の丁度1週間後です。
この世で「天の扉」が開いた日です。
レーガン元大統領のスローガンは「Make America Great Again」(アメリカ合衆国を再び偉大な国にする)であり、トランプ前大統領はこのレーガンのスローガンを掲げているのです。
レーガン氏も暗殺されそうになりましたが、次の大統領選は圧勝し、こうなっていました。
もう赤だらけであり、圧倒的な再選だったのです。
トランプ氏も次期大統領選は、こうなる可能性があります。
アメリカの次期大統領は「第47代目」ですが、トランプ大統領は公約として第47代大統領に就任したら実行するとした公約集「アジェンダ47」を公表しています。
パリ協定の再離脱を掲げており、中国への依存を完全に排除すると言っています。
またウクライナ紛争の停止に少し訳の分からないディープ・ステート(闇の政府)の打倒を公約に掲げています。
闇の政府(ディープステート)とは、情報機関や大手マスコミの幹部らで構成される秘密の集団だそうであり、陰でアメリカを裏から操っているそうです。
この闇の政府をトランプが打倒すると言っています。
確かにウクライナの報道を見ても、イスラエルの報道を見ても、その報道は特定の人間の好悪と恣意に偏っており、メディア・コントロールされているのは分かります。
どうやって打倒するのか分かりませんが、公約に掲げておりますので打倒しないわけにはいかないでしょう。
「アジェンダ47」でおもしろいのは大統領が予算の執行を停止できる「没収権」を復活させると言っている点です。
ウクライナ向けの予算の執行を停止するためでしょうね。
アメリカがウクライナへの支援を停止すれば、ウクライナはロシアに完全に敗北します。
ただウクライナの紛争が停止すれば、NATOとロシアの第三次世界大戦は回避できます。
今はこんな感じですからね。
NATOがウクライナの氷山に衝突する寸前のタイタニック号になっています。
ただトランプ再選となりますと日米共に壊滅しそうです。
そもそも今回のアメリカのインフレはトランプ前大統領の放漫財政が創ったようなものですからね。
たった4年間で8兆ドルも刷ったのです。
バイデン大統領も同じ道を踏襲しており、既に連邦債務は「34.9兆ドル」に膨らんでいます。
トランプ前大統領になりますと、パウエル議長に利下げの圧力をかけ、インフレの火に油を注ぎそうですし、公約通り中国への関税を上げてくれば、アメリカ国内の物価も上昇していくでしょう。
インフレが再燃しますと利上げは避けられないわけですが、トランプは利下げしそうです。
とにかくトランプ大統領になれば、インフレが再燃しそうであり、スタグフレーションになるかもしれません。
場合によってはハイパー・インフレになったりしてね。
今回のトランプ暗殺未遂事件もそうですが、日本も安倍元総理が銃撃されて死亡しています。
世界中で要人を狙った事件が相次いでおり、きな臭い世界になっています。
安倍元首相、フィツォ首相も… 要人狙い、続発のローンオフェンダー 毎日
中欧のスロバキアでは5月半ば、フィツォ首相が中部ハンドロバで開かれた集会後に、文化施設の外で支援者と話していたところを至近距離から銃撃された。
一時は深刻な容体とされたが、6月末に自宅療養のために退院した。
地元メディアによると、政治活動家の単独犯だったとされる。
23年4月にも、和歌山市の漁港で選挙応援中の岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ込まれるなど、現職や首相経験者が相次いで狙われている。
これらは特定の組織や団体に属さず過激化するローンオフェンダー(単独の攻撃者)による事件とみられている。
一方、ドイツでは今年5月、東部ドレスデンで欧州議会議員が若者のグループに襲われる事件があった。
同じ月にはベルリン前市長が図書館で暴行される事件も起きた。
フランスではマクロン大統領が21年6月、地方視察中に地元市民に平手打ちされた。
カリブ海の島国ハイチでは21年7月、モイーズ大統領が大統領邸に押し入った武装集団に襲われ死亡した。
アメリカ、日本、スロバキア、ドイツ、フランス、ベルリン、ハイチと立て続けに要人が組織や団体に属さないローンオフェンダー(単独の攻撃者)に狙われています。
今回のトランプ銃撃事件の犯人もローンオフェンダーでした。
ただ今回のトランプ氏の暗殺未遂事件で次期大統領はほぼトランプで決まりでしょうね。
この記事へのコメントはありません。