国内

クール・ジャパン

クールジャパン」の中心的分野は漫画とアニメーションと言われています。

マンガやアニメが、何故「かっこいい(クール)」のか知りませんけれども、教育ママゴンが怒りそうなものばかりです。

「いつまで漫画を読んでるの」

「いつまでアニメを見ているの」

「いつまでゲームやってるの」

と怒られるのではないでしょうか。

神の心(幸福)と神の光(快楽)をすり替えているとそうなります。

快楽は下ですから「テレビゲーム・アニメ・マンガ」になるのでしょう。

人類の諸問題はすべて霊的未熟が原因です。

未熟なうちは人類の問題は解決しないわけです。

マンガやアニメ等々、人類を堕落させ、いつまでも未熟な状態にとどめておくようなものが、国家のプロジェクトになっている。

幸福は「上」、快楽は「下」です。

ここでも漫画やアニメの快楽を「上」に置いて、国家が目的化している。

富と言う「下」を「上」に置いているからでしょうね。

国家がこうならずっと「下」に向かっていくのでしょう。

衰退をみずから選んでいるわけですから仕方がありません。

宇宙の理法は逆です。

もちろん漫画やアニメが悪いと言っているわけではありません。

国家が目的とするようなものではないと思っています。

「アニメの殿堂」というものもありましたね。

この「クールジャパン」と言う言葉も、要は「自画自賛症候群」のひとつなのでしょう。

「かっこいい、日本」だそうですが、「クールブリタニア」と言って多額の税金を投資して失敗したイギリスのマネのように思います。

「クールブリタニア」は今は誰も言わない死語です。

1980年から2005年までに14才以下の人口は1000万人減少し、今後20年間で650万人、さらに減少していくことは分かっているわけです。

海外に活路を求め、稼げるコンテンツにしようとしているのだと思いますが、実際はどうなっているのでしょう。

ゲームが5000億円規模で圧倒的です。

アニメの海外販売は、2006年をピークに半分ほどまで減少しています。

海外も苦戦しているようです。

この記事では、

日本のコンテンツ輸出額はどうなっているかというと、アニメは82.2億円でシェアは輸出額中の1.5%。

ゲームが95%と圧倒的です。

クール・ジャパンなんて言ってますが、全然大したことないんです

日本というのはガラパゴスです

日本では『NARUTO-ナルト-』以降、世界的なヒットがないというのが現状です。

とあります。

ガラパゴス島・日本ですが、携帯電話でも家電製品でも言われています。

悲しいかな、今後すべてが衰退していくのでしょうね。

神を売りますとそうなるし、諸神霊もそう動いている。

釈迦の方も神の心を舐めて衰退しておりますけれども、日本という国そのものも神を舐めて衰退している。

もう手遅れなのでしょう。

「神の絶対的権威の確立」のみが全世界を救うわけですが、これをやろうとすれば、恐らく神道ゆえに他の諸神霊から妨害を受けますからできないと思っています。

先送りし過ぎました。

異常者にしか見えません。

1995年まではまだ他の諸神霊の協力は可能性としてはありましたけれども、もう無理でしょう。

既に日本の上の人は、霊天上界において犯罪者扱いされています。

「STAP細胞詐欺」に「シャラップ大使」、「食品偽装」に「原発事故」、「巨額の政府債務」に「首都で野放しのヘイト・スピーチ」、「少子高齢化」に「首相と閣僚のネオナチ疑惑」、「経済政策の失敗」に「自然災害リスク世界一」、児童ポルノ大国とも呼ばれていますね。

ろくなニュースが流れませんが、神のサインなのでしょう。

あらゆる面で今後衰退という形で出てきます。

FRANCE/バブルがはじけた?

あれだけマンガが流行していたと思われていたフランスでも売上は頭打ちのようです。

USA/過ぎ去ったマンガブーム

アメリカでも同様のようです。

日本の大体37分の1ほどの売り上げしかありません。

「クール・ジャパン」の中心に持ってきていいのでしょうか。

「クール・ジャパン」と言う言い方そのものに何か抵抗がありますけれども、おもしろい論評があります。

“クールジャパン”はなぜ恥ずかしいのか

「おそらく、”クールジャパン”なんて、なんとなく恥ずかしい、と感じている人は少なくないだろう。

けれども、こんなに反”クールジャパン”のメッセージを大々的に掲げる国際会議の座長を2年もつとめたわたしは、『なんとなく』ではなく、なぜそうなのかを、ちゃんと説明する必要があるだろう。」

「最初に思いつかれる反感の理由はおそらく、”クールジャパン”にはお金の匂いがしすぎる、つまりそれは産業主義、経済主義に主導された言葉だから、というものだろう。」

「ぼくは、”クールジャパン”という考え方そのものの中に、何かとても善くないものが潜んでいると思っているのである。」

「欧米の批評家は『日本のハイカルチャーはつまらないが大衆文化はすばらい』といった感想を述べることがある、と。

つまり日本のハイカルチャーは、近代以前は中国の真似、近代以後は西洋の真似であるのに対し、大衆文化は、江戸の浮世絵にしても、現代のマンガ・アニメにしてもユニークですばらしい、というのだ。」

「そうした評価に同意する日本人からも、聞いたことがある。

そしてその度に、深い嫌悪感をおぼえた。

なぜか。

それはこの種の評言が、優越した文化が異文化を評価する際に示す、最悪のスノビズムの表現にほかならないからである。」

「現在も聞かれる『日本のハイカルチャーは猿まねだが大衆文化やサブカルチャーは創造的である』という見方の根底に、『被支配者の固有芸術文化を過大に評価する』という力学が作用しているということである。

こうした言説は、支配者自身がそれを口にする時には『自分たちが彼らを滅ぼした』という意識に対する贖罪の意味があり、被支配者がそれを口にする時には、そうした支配者の心情を自分の中に内面化し、それによって支配者と一体化したい、という動機が働いている。」

「”クールジャパン”という語の意味を支えているのは、こうした『内面化された植民地主義』にほかならない。

このことが、”クールジャパン”という言葉の中にある善くないものの正体であり、この語にまつわる耐えがたい恥ずかしさの原因なのである。」

クール・ジャパンの意味を支えているのは、内面化された植民地主義という洞察は、なるほどと思います。

これがクール・ジャパンと言う言葉に気恥ずかしさや抵抗感を覚える理由と言われますと、頷けるものがあります。

衰退は不快であり、苦痛でもあります。

人は苦痛な時、病を患った時、麻酔薬をうちます。

アヘンで得た収益を第二次世界大戦の戦費に充てていた皇軍を思い出します。

人が薬に手を出す時というのは、苦痛を和らげ、何がしかの快楽を得んとした時です。

ちなみに私は覚醒剤も麻薬もヘロインも薬関係は買ったことも、うったこともありませんので知りませんが、人が麻薬に手を出す時というのはろくな結末にならず、苦痛と快楽、いわゆる苦楽の両極端に偏った時であり、自我が巨大化し、最上位に置かれた時です。

これが「自画自賛症候群」であり、「ヘイト・スピーチ」であり、そして「クール・ジャパン」だと思っています。

自我の作用です。

神我が「上」であり、自我は「下」です。

宇宙の理法上、「下」の自我が上に置かれますと、いくら人間が「上」にしても神御自身の眼から見れば、絶対的に「下」ですので、「下」に向かうことになります。

ではそれは誰が選択したのでしょう。

自分です。

神様ではありません。

その選択の通りの最後を迎えるでしょう。

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