クインシー・ジョーンズ氏と漫画家の楳図かずお氏の死亡ニュースが流れています。
「漂流教室」は読んだことがありますが、中々おもしろい漫画でした。
88才ですから大往生です。
インドネシア東部のレウォトビ・ラキラキ火山が噴火しました。
警戒レベルが「3」から最高の「4」に引き上げられています。
死者は「10名」出ており、被災者は「1万人」です。
レウォトビ・ラキラキ山は今年の1月にも噴火しており、2000人が避難していました。
火口から半径「7㎞」は活動自粛です。
ボスニアでも洪水と土砂崩れで死者が「26名」出ておりますが、スペインの洪水も大変な事態になっており、国王が泥を投げられています。
救援・捜索活動は6日目をむかえ、死者が急増する恐れが出ているのです。
当局はこの日、死者数は218人に達したと発表した。
4人を除く全員が東部バレンシア自治州で亡くなった。
行方不明者の捜索は今なお続けられており、犠牲者は今後数日間で急増する恐れもある。
軍の緊急部隊の責任者を務めるハビエル・マルコス将軍は、こうした建物は「数百万リットル」の水で満たされているとし、400人の遺体を収容できる施設を準備していると述べた。
現時点での死者は「218名」であり、今後の数日間で犠牲者数は急増すると予想されています。
今年も暑い年でしたが、これは今後数年間は続くようです。
国連の世界気象機関(WMO)は28日、「温室効果ガス年報」を発表し、昨年の大気中における温室効果ガス濃度が過去最高水準に達したと報告した。
今後数年間の気温上昇は確実だと警告した。
WMOのセレステ・サウロ事務局長は「われわれはパリ協定の目標を達成するには程遠い」と述べた。
パリ協定の目標は厳しいようです。
今後、数年間の温度上昇は確実だそうですが、「温室効果ガス年報」ではこうなっています。
左から二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素ですが、この3つの温室効果ガスで全体の「88%」を占めています。
ちなみに2022年はこうなっています。
確実に増えています。
海洋温暖化も加速しておりますので、今後の台風やハリケーンも威力が増しそうです。
人類が原因となった地球温暖化の影響で、2005年以降、海水温の上昇速度がほぼ倍増しているとする欧州連合(EU)の地球環境モニタリング計画「コペルニクス」の報告書が9月30日、発表された。
1960年代から海洋の温暖化は継続的に進んでいるが、2005年以降急激に加速しているという。
過去20年間で、温暖化のペースは1平方メートルあたり0.58ワットから1.05ワットにほぼ倍増した。
海洋温暖化は2005年以降、急激に加速しているとありますが、臨界点に向かって突き進んでいるようです。
パリ協定の目標達成にはほど遠い現状ですが、気候が破局を迎える前に何か起こるでしょうね。
今年の5月には既に太陽活動が非常に活発になる「極大期」に入っていたとNASA(アメリカ航空宇宙局)が発表しています。
確かに5月の太陽フレアは異常だったわけであり、最大クラス「Xクラス」の太陽フレアが「21個」も発生し、オーロラが世界中で見られました。
5月14日には「X8.7」の太陽フレアがあり、10月3日には「X9.0」とサイクル25では最大の太陽フレアが発生しています。
10月も太陽フレアでオーロラが観測されました。
この太陽活動の「極大期」は、あと1年続くようであり、NASAとNOAAは無線通信やGPSに影響があるかもしれないと注意を促しています。
一体、どう注意しろ、と?
太陽活動は「極大期」に入り、地球温暖化も加速しています。
特に地球温暖化は人類が原因であると言われているわけです。
IPCCは人類が気候を破壊し、気候変動を引きおこし、地球を崩壊させていると言っているのです。
グテーレス国連事務総長は、人類は恐竜を絶滅させた「隕石」とまで言っていました。
自我の矛盾作用であり、神を失った人類はその自我の作用で矛盾に呑まれ、みずからを絶滅に追いやるのです。
自我を絶対化し過ぎて、その矛盾に呑まれ、先に死んでしまった教祖もいました。
神を失った人類は、「悪の存在」にならざるを得ず、その悪の性質通り、自己崩壊していくのです。
地球温暖化は人類が原因であることまでは分かっておりますが、多くはその人類の排出している温室効果ガスが原因であると思っています。
では何故、温室効果ガスを出すのか?
温室効果ガスを出す原因とは何か。
利益を「天」に置き、快楽を「天」に置き、相対的な自我を「天」に置くそのエゴイズムと傲慢にあるわけです。
どこかの教祖もそうでしたが、では何故、相対的な自我を絶対化し、「天」に置いたのか?
神への信仰を失ったからです。
神への信仰を失えば、人類は生きられないのです。
生きられないことをみずから証明した教祖もいました。
宇宙と人間の構造と仕組みがそうなっているのです。
今の人類はそれを実証しつつあります。
自然と文明が対立した時には、必ず文明の方が滅びるのです。
これを昔から「国破れて山河あり」と言ってきたのです。
エマソンが残しておりますように「自然は完全」だからです。
いよいよ最終コーナーを回っているようです。
世界銀行は購買力平価(PPP)でロシアを世界経済大国「第4位」に位置付けておりましたが、IMF(国際通貨基金)もロシアを世界第4位の経済大国に「格上げ」しました。
日本はPPPで世界「第5位」です。
IMFの報告書によれば、世界経済に占める割り合いは、第1位・中国(18.8%)、第2位・米国(15%)、第3位インド(7.9%)、第4位・ロシア(3.55%)、第5位・日本(3.38%)の順位です。
世界トップ5の内、中国・インド・ロシアと3か国がBRICS諸国です。
記事では皮肉な言い方ですが、ロシアの「格上げ」は西側諸国による制裁によってそうなったとあります。
ロシアは近年、イギリス、フランス、ドイツ、そして日本と次々と追い抜いています。
BRICS諸国の世界のGDPに占める割合は着実に増加しており、現在「36.7%」です。
IMFのデータによれば、G7の世界のGDPに占める割り合いは、PPPで今年(2024年)「29%」まで低下します。
BRICS諸国は右肩上がりで増加しており、逆にG7は右肩下がりで低下を続けているのです。
バイデン大統領は、ウクライナへの侵攻によってロシア経済はトップ20にもランクされなくなるだろうと言っていたわけですが、単なる願望になってしまったようです。
むしろ力強く成長し、ドル圏から抜けようとしています。
やはりドルの兵器化には問題があったようです。
BRICS諸国を勢いづけてしまいました。
もはやBRICS諸国の台頭を防ぐことはできないでしょう。
4月26日のリパブリック・ファースト銀行の破綻に次いで、10月18日リンゼイ・ファースト・ナショナル銀行が破綻しました。
今年2行目の銀行破綻です。
低調な雇用統計を受け、明日から開かれるFOMCで「25bp(0.25%)」の利下げがほぼ確実な情勢です。
米金融当局は利下げ軌道維持、10月の雇用低調-来週25bp利下げへ ブルームバーグ
10月の低調な米雇用統計を受け、米金融当局は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施する軌道を維持し、金融緩和を継続する余地も生じた。
「11月に25bp、12月にさらに25bpの利下げが行われることへの疑念は全て払拭(ふっしょく)された」
ブリッツ氏は、FOMCがフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を現行より75bp低い4-4.25%まで引き下げた後に利下げを停止すると予想。
金利先物市場の動きをみると、来週、大統領選の後に開かれるのFOMC会合では0.25ポイントの利下げが決まると広く予想されている。
今のところ今年末までに政策金利を「4.25%~4.5%」まで下げると予想されています。
そして翌年あと1回利下げ(25bp)し、4.25%まで下げたら、利下げを停止すると見ています。
アメリカは莫大な国債を購入してもらわなければならないわけであり、あまり金利が低いと購入してくれなくなります。
それほど金利は下げられず、高金利で高止まりすると見られているのです。
リセッション回避で国債を刷りまくっておりましたので、連邦債務も莫大な額になっています。
「35.8兆ドル(5452兆円)」を超えてきており、「36兆ドル(5472兆円)越え」間近です。
国債の利払いも「1兆1169億6000万ドル(170兆円)」と増加傾向です。
利払いだけで「170兆円」って、これはもう、アメリカはダメかも分からんね。
次のアメリカ大統領にハリス氏がなろうが、トランプ氏がなろうが、どちらも財政赤字を気にしない方のようであり、今からバラマキが予想されています。
この連邦債務が恐ろしいまでに膨張していくのです。
ただインフレが目を覚ましておりますので、これ以上ドルを刷れば、またインフレが再燃しかねません。
どちらが大統領になるのかは流動的ですが、アメリカ人がまともならハリス氏であろうし、まともでなかったらトランプ氏でしょうね。
アメリカ大統領選挙の開票は、日本時間で言えば明日からのようであり、今のところ両候補者は拮抗しています。
日本はトランプ寄りの報道が目立ちますが、NHKも民主党の異変を報じています。
NHKの報道では、トランプ氏がハリス氏を「0.3%」リードしておりますが、こちらでは逆にハリス氏が「0.1%」リードしています。
10日ほど前からトランプ陣営が支持率の差を順調に埋めておりましたが、10月の最終日に「ヘマ」をやらかしています。
「プエルトリコはごみの島」トランプ陣営の暴言にヒスパニック系が動いた ハンギョレ
「オクトーバー・サプライズ」が10月の最終日にもたらされたのだ。
10月の最終日、19人の選挙人団を抱え、決定的に重要な激戦州となっているペンシルベニア州で選挙運動中のハリス陣営では、「ヒスパニック系有権者の集団的な動きが感知されている」という報告書が回覧された。
10月27日、ニューヨーク・マンハッタンでのトランプの集会で応援演説をおこなったコメディアンのトニー・ヒンチクリフが「プエルトリコは海に漂うごみの島」だと述べたことが、米国内のプエルトリコ人を刺激したのだ。
自分たちに向けらたトランプ陣営の暴言に、連日プエルトリコ系の指導者たちは糾弾声明を発表している。
米国メディアは10月末、トップニュースで、これは米国大統領選挙の「オクトーバー・サプライズ」となるには十分だと報道した。
トランプ陣営が、重要な激戦州になっているペンシルベニア州(19人の選挙人団)で、プエルトリコを「ゴミの島」と軽蔑し、全国で「600万人」、ペンシルベニアだけで「50万人」の有権者を持つプエルトリコ人が反発しているのです。
プエルトリコ人の団結力は強く、一丸となって1人の候補に「組織票」を行使することで有名なのです。
NHKの報道でもペンシルベニアでは、トランプ氏が「0.4ポイント」リードしていたのですが、これで分からなくなりました。
トランプ氏が負ければ、また暴動が起こりそうですが、既にトランプ氏が負けた場合、その選挙結果を覆そうとする動きがあり、選挙結果を認証する「1月6日が相当楽しみだ」と今から語るトランプ支持者もいます。
前回の敗北時の暴動は事前に計画を練っていなかったため、今回は事前に相当前から計画を立てているようです。
勝てれば、文句を言わないけれども、負ければ、暴動を起こすそうです。
どこのガキ大将だよ。
まるでジャイアンじゃねえか。
やれ、やれ、ですが、トランプ氏が負ければ、かなりの高い確率でまた暴動が起こりそうです。
トランプ支持者は、大統領選挙を善と悪の聖なる戦いと位置付けているのです。
ハルマゲドン?
悪と戦う神の戦士?
ハリス氏は反キリスト教であり、トランプ氏は神から選ばれた人間だそうです。
神とは何かも知らっと、さすがに吹いたわ。
自分を神から選ばれた人間と思い込めば、必然的に敵対する者は全て悪となり、自分の気に入らない者や自分の考えとそぐわない者は、全て悪魔呼ばわりし、仏敵だの何だのと言って非難していくカルトと変わりません。
自我から出ている言動を善とは言いません。
トランプ支持者を見ておりますと、まるでカルト信者のようであり、カルトに通じるものがあると思う。
アメリカ人が真っ当ならハリス、おかしければトランプでしょうね。
どちらにしろ勝者が判明するのは、郵便投票の集計結果が出るまで「10日~13日(ニューヨークタイムズ)」かかるそうですから、直ぐには判明しません。
今月の17日までぐらいでしょうか。
11月20日から本格的な「風の時代」が始まります。
何かかぶってますけどね。
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